移住したい女子のための夜の会 楽園信州移住セミナーイベントレポート
update : 2018.01.23
平成30年1月13日(土)にふるさと回帰支援センター(有楽町、東京交通会館8階)で「移住したい女子のための夜の会」が開催されました。
会場には、長野県飯島町で無農薬栽培されたラベンダーのアロマが焚かれていたり、参加地域が持ちよったお菓子が配られたりして、明るいセミナーとなりました。
今回のセミナーは女性限定となっていましたが、予約で満席となっていました。広報担当の真田さんによると、長野県は移住希望の人気が高く、セミナー情報を公開すると予約制のものは早い時点で満席となっているそうです。
長野県の基本のおはなし
楽園信州移住推進室のスイーツ王子こと高野さん(オススメスイーツは松本城石垣サブレ)による長野県の基本情報と仕事支援情報紹介がありました。保育士、薬剤師、看護、介護職などの専門職は長野県として専門の転職サポートが受けられるので、ご相談いただきたいとのことでした。
移住した女子のおはなし
本日のゲスト宮野智亜紀さんは東京の足立区出身、現在は東御市在住です。ご家族はご夫婦と4人の子どもさんの6人家族で、お二人で農園を営んでいらっしゃいます。
宮野さんは、東京で和食料理人としてオフィス街の神田や、オシャレな街で働きたいという思いから、麻布十番、神宮前、中目黒などに店舗をもつ会社に勤務されていました。そこで深夜勤務で昼夜逆転の生活になったり、友達と会いづらくなったりした生活から自分の心の違和感を感じたそうです。
そんな中でオーガニックとの出会いにより軽井沢に移住し、その後東御市で出会った現在の夫とご結婚されました。
移住したことで、都会と地元に友達ができたり、家族や友達を東御市に呼ぶことができたりして、つながりが途切れることがないとのことでした。地元の行事に東京の友達が参加することもあるそうです。特に長野県は観光をするところも多いので、お互いに楽しむことができているとの事です。
移住を考えている方へのアドバイスは、「すぐに移住というのではなく、観光や職業体験などでまず色々な地域を知ってから決めたほうがいい」ということでした。
座談会
続いては、参加した市町村担当者と気軽に話せる座談会です。
今回参加したのは、東御市、小谷村、小布施町、箕輪町、飯島町、天龍村、諏訪圏移住交流推進事業連絡会(岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、原村、富士見町)です。セミナー参加者と市町村担当者を3つのグループに分けて、井戸端会議形式で行われました。各ターンを30分に区切り、市町村担当者がそれぞれのグループを回るものです。
最初は緊張気味の参加者のみなさんも、市町村担当者に促されたり、お互いの話を聞いたりして、時間が進むに連れて打ち解けた雰囲気になっていました。
自分と境遇が近い移住体験者がいたり、移住体験者のリアルボイスが聞けたりして、各グループともに盛りあがっていて、30分では足りないという声が聞こえてきそうなくらいでした。
ここで質問されていたのは、冬の光熱費、車の運転です。車の運転については、「ペーパードライバーなので心配」という質問がありました。担当者からのアドバイスは、「長野県は交通量が少なくて道幅が広い道路がたくさんあるから、ペーパードライバーが練習するにはもってこいの場所。教習所でペーパードライバーの講習も開催されています。心配することはありませんよ。」と力強い返答がありました。
また、冬の光熱費については、暖房設備を何にするか(薪ストーブ、灯油ストーブ、エアコンなど)によって費用が違ってくること、水道管の凍結防止のための費用がかかること、夏の冷房費やその他の生活費が都会よりかからないため、年間で考えるとあまり変わらないかもしれないことなどが伝えられていました。
あるグループの担当者からのアドバイスは、「地域によって住民サービスや暮らしのサービスの違いがあるので、自分の暮らしに必要なサービスが充実している場所を選んだ方がいい。」とのことでした。
セミナー参加者の声
移住を希望している地域が今回参加していない事を承知で参加しました。長野県は広いので、今回のセミナーで色々な地域の話が聞くことができてよかったです。移住希望地はありますが、その他の地域にもまずは観光で行ったり、その他のセミナーにも参加したりしてみようと思います。
取材を終えて
今回のセミナーには、幅広い年齢層の女性が参加されていました。座談会でのお話を聞いていると、「やりたいことがある」という方が多い事に驚き、同時にうれしい気持ちになりました。叶えたい未来が長野県にあって、そこで自分らしい人生を歩んでいく力強い女性の姿が目に浮かぶようでした。
※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。
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