楽園信州移住セミナーが大阪で開催されました。
昨年度から大阪での開催が始まり、今回も大勢の移住希望者で会場は盛り上がっていました。
今回のプログラムは、
1.移住体験談
2.長野県各地域の紹介
3.住まい探しのポイント（長野県宅地建物取引業協会）
4.住宅資産の活用（移住住みかえ支援機構）
です。

今回は会場を2部屋用意し、発表と並行して個別相談を行いました。
当日大阪はあいにくの雨でしたが、会場には信州へ移住を検討している方々がたくさんいらっしゃいました。
長野県大阪事務所のスタッフの方も会場で対応に当たられていました。

今回は飯島町、大町市、長野市、須坂市小布施町高山村、上田定住自立圏（上田市、東御市、長和町、青木村）、白馬村（白馬高校）が発表しました。
その中から、大町市、東御市、白馬高校を紹介します。

大町市

美しいアルプスの眺めが楽しめるところです。大体車で30分走れば市内のどこでもいけます。
湧き水が上水道に直結しているんで、実質湧き水で皆生活しています。
気候的には夏は夜はエアコン要らないくらい。
人口は3万人を切っています。
地域の絆は地区により様々です。大町を好きな定住アドバイザーが移住希望の相談者にデメリットもすべて伝えています。
移住のハードルは高いです。会う会わないがあるので、市としては来ていただいて「どうしても大町でなくてはいけない」となったら移住していただくと言う姿勢です。

市民活動がいっぱいあります。人口が少ないので、似たような趣味の方がすぐに見つかりますし、皆知り合いで仲がいいです。
また、人口が少ないがゆえの活躍の場がたくさんあるので、地域に溶け込みやすいです。
お試し暮らし体験として、市民農園の体験もできたりします。
山小屋での体験ツアー、子育てツアーなどを企画しています。就職面接会もありますので、ぜひご相談ください。

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東御市

全国住み良さランキング（東洋経済）が県内第一位となりました。
ワイン産業に力を入れています。新規就農者支援や、小規模ワイナリーの支援があり市内3つのワイナリーがあります。
市には定住アドバイザーがいて、県外から移住されてきた一般市民の方が務めています。
移住間もない方に気軽にアドバイスをしてくれたり、役所の職員ではできないサポートをしています。
定住アドバイザの皆さんにいろいろ聞いてみました。
「いいところ」
保守的な地域かと思ったけど、すんなり溶け込めたこと。
公共施設、温泉、レストランなどたくさんの文化的な施設が充実している。
「大変だったところ」
車が必須でしたので、足腰が弱ったかも。ただ、仕事帰りのお酒が減ったのはよかった。
市内での就業環境が弱いので、ベッドタウンと考えれば問題ない。

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白馬村

長野県北西部に位置する人口9,000人強の村です。
大阪からですと、約5時間半。電車ですと約4時間です。1998年の長野冬季オリンピックのスキーアルペン、ノルディック競技の会場となりました。
H25年の観光客はスキー客で100万人強、外国人は6万人くらいです。外国人経営の宿泊施設、飲食店も増えています。
近年は外国人住民が増えており、冬季には人口の5%くらいとなります。

地元高校である、白馬高校にH28年度から地域特性を生かした「国際観光科」を設置し全国募集を開始します。生徒数はH27年度で3年生53、2年48、1年69名です。
国際観光学科の設置により、白馬と世界をつなぐ「グローカル観光人材」の育成を目指します。
高校生活を地域ぐるみで応援し、生徒のやるきと可能性を最大限に引き出す仕組みを構築します。
国際色豊かな白馬での実践的な英語の習得、観光の目利き力、企画力を磨く多彩な授業を行います。
大学進学を目指す国際コース、将来観光分野を活躍を目指す観光コースの2つのコースを設置します。

これらのサポートのために地域で運営する「公営塾」を運営します。
専任講師による個別指導で大学進学をサポート、また実社会現場を体験してキャリア教育、全国からの生徒のための寮の運営、タブレット、電子黒板を使用したICT教育、留学支援などを行いたいと思います。
今後の高校のイベントとして7/11,12は白馬祭、8/3体験入学があります。
また、高校の個別見学は事前に連絡いただければ随時受け入れることは可能です。

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隣の個別相談会場では、各市町村や宅地建物取引業協会、長野県、移住住みかえ機構の相談者に、移住希望者の方が相談をしていました。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。