信州住まい探しのポータルサイト

信州に住ーむず

信州へ移住をお考えの方へ

信州に住もう

楽園信州移住セミナー(名古屋)イベントレポート

update : 2016.07.22

平成28年7月9日(土)、愛知県名古屋市栄の中日ビルにて「楽園信州移住セミナー」が開催されました。今回は、実際に信州への移住を果たした黒田美佳さんの体験談発表に始まり、長野市・南相木村・木曽町・松川町・辰野町・飯田市・飯島町・須高地域(須坂市・小布施町)による、地域の特色や住まい・不動産に関する支援が紹介されました。その後は各自治体が設けたブースで個別相談会があり、参加者37名全員が活発的に複数のブースを訪れていました。

 

【移住者の体験談発表】
今回体験談を発表された黒田美佳さんは、地域おこし協力隊への三年間の在籍を経て、四年前に名古屋から下伊那郡豊丘村へ移住 。現在は起業し、カフェを営んでいます。

都会暮らしも田舎暮らしも、両方に良い点がある。
だから、「田舎暮らしが絶対お勧め」とは言えないけど、まずは田舎暮らしを体験してみて、都会で生活するという選択肢も含めて、本当に自分に合ったライフスタイルを見つけて欲しい。
そんな実際の移住者のお話に、皆さん真剣に耳を傾けていました。

 

【各自治体の発表】
各自治体の方が、地元の特色や移住者支援・イベントなどを5分で紹介していただけました。

 

長野市

「Nターン」という言葉が印象的だった長野市。「Nターン」は長野市による造語で、長野の「N」と、Iターン・ Uターン・Jターンの総称です。今回の発表では、「Nターン」として移住を検討している方々はもちろん、まだ具体的な移住を決めかねている方も、長野市の魅力にとても大きな関心を寄せている様子でした。特に「街と田舎のいいとこ取りな生活ができる!」ということで、病院などの施設も充実している一方、お手ごろ価格で新鮮かつ美味しい野菜が手に入る「野菜の直売所」などが多くある点について、参加者の皆さんは大きな関心を寄せられていました。

N ターンのすすめ
http://nagano-citypromotion.com/iju/

 

須坂市

日本の滝百選のひとつ「米子大瀑布」は、今年の大河ドラマ「真田丸」のオープニングでその映像が使われています。しかし、 現在そこに城はなく(オープニングの城はCG)、観光客の方々から「城がない!」と多くの問い合せを頂戴していて……と、そんなウラ話が大きな笑いを生んだ須坂市の発表。温泉が豊富であり、市街地を取り囲むように果樹園があることにも、参加者の皆さんは大きな魅力を感じていた様子でした。

須坂市移住応援サイト
http://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/

 

小布施町

長野県内最小の面積である自治体「小布施町」。「栗と北斎のまち」「雨や雪が少なく晴れが多いまち」「4km四方に収まるコンパクトなまち」というフレーズは、多くの方の心をつかんでいました。もちろん、コンパクトながらも医療福祉は充実しており、移住サポートは万全。特に子育て世帯を応援するため、高校3年生(18歳)までのお子さんを対象に医療費の保険診療分自己負担額助成が紹介された際は、その手厚いサービスにどよめきが起きました。

小布施町
http://www.town.obuse.nagano.jp/life/1/9/28/

 

南相木村

人口およそ1,100人。長野県の東南端に位置し、東は群馬県に隣接している南相木村。年間平均気温9℃。夏期も冷涼で気温格差が大きいのが特徴。降水量も少なく、冬季の降雪量も少量。その、夏過ごしやすい環境に、参加者の方は興味を抱いている様子でした。また、いつくつか南相木村の風景写真も紹介されたのですが、その写真からは本当に時間がゆったりと流れる素朴な田舎が感じ取れ、皆さん、うなづきながら発表者の話に聞き入っていました。中には、相当そばが好きな方もいたのでしょう。そば生産のとりくみの話になると、ヒソヒソと小声で話されている夫婦が数組いらっしゃいました。

南相木村 定住促進
http://www.minamiaiki.jp/jyosei-teijyu.htm

 

辰野町

東日本最大規模の蛍の生息地である辰野町。そんな辰野町の発表は、蛍と夜空の幻想的な写真に多くの方が息を飲むところから始まりました。そして、実際に辰野町へ移住されてきた3つの家族が紹介され、それから話はDIYに。そもそもDIYに興味がおありな方が多かったのでしょう。改修工事や補助・支援の話となると、多くの男性が真剣に聞き入っていました。また、名古屋と辰野がちょうどいい距離感であることも、名古屋在住の皆さんの心に響いている様子でした。

移住・定住支援サイト
http://www.tatsuno-life.jp

 

木曽町

次から次へと美しい地元の風景写真が紹介された木曽町の発表会。名古屋在住の方はその見慣れない光景に圧倒されている様子でした。特に、発表者がベランダから撮影したアルプスの写真には「こんな景色がベランダから見えるのか!」とどよめきが起きたほどでした。移住には多くのハードルがあると考えている木曽町。そこでそのハードルを少しでも低くしようと、木曽町では気軽に試住できるプランを用意しています。そんな取り組みもまた、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。

木曽町
http://www.town-kiso.com/kurashi/sumai/

 

飯島町

温泉はないけど、アルプスの眺めが最高。生鮮食品の店は少ないけど、農産物は新鮮かつ安心安全。と、「○○だけど○○」のように短所と長所を背中合わせにテンポ良く発表した飯島町。特に、「イベントは多くて楽しいけど、まちの中心部はちょっと寂しい」という告白に会場は大爆笑。また、「ふたつのアルプスが見える町」として、南アルプスと北アルプスが写真が紹介されると、その美しさに思わず声を漏らす方もいました。

いい定住
http://www.town.iijima.lg.jp/index.php?ci=13726

 

松川町

インターを降りたら5分で果 物狩りができる。そんな甘〜い自然に恵まれている松川村は、長野県の南、中央アルプスと南アルプスに囲まれ、天竜川が流れる伊那谷(いなだに)に位置する人口約13,300人の町です。さくらんぼ・梨・林檎などの果物の話も魅力的でしたが、2拠点居住や町営温泉(入浴料400円!)の紹介もまた、参加者の多くが大きな関心を寄せている様子でした。

松川町定住支援情報
http://www.matsukawa-town.jp/cms-sypher/www/iju/index.jsp

 

飯田市

2027年にはリニア中央新幹線が開業し、名古屋から移動時間30分圏内となる飯田市。地域おこし協力隊員の募集も行う一方で、移住者への支援も豊富です。「少しだけ農業」として、年間400人以上が訪れるワーキングホリ デー飯田や農園付き別荘の紹介には、参加者の多くが興味津々に聞き入っていました。

飯田市
https://www.city.iida.lg.jp/site/yuiturn/

 

各自治体では、移住支援の一環として様々なツアーや体験企画を準備しています。

■長野市
8/27.28
「枝豆収穫とジビエバーべキュー」
9/22
長野市里山移住体験 in芋井

10/22.23(計画中)
NHK大河ドラマ真田丸も有名な真田丸ゆかりの地へ
【お問合せ】
長野市役所 移住・定住相談デスク
電話:026-224-7721

■須坂市
8/6
空き家見学会&仕事(起業・就職相談)
【お問合せ】
須坂市役所 政策推進課 信州須坂移住支援チーム(担当:和田・吉田)
電話:026-248-9017

■小布施町
8/7
空き家見学ツアー(半日コース)
10/22.23
おぶせ移住体験会(1泊2日コース)

【お問合せ】
企画政策課企画係
電話:026-214-9102

■辰野町
7/30.31(予定)
空き家トレジャーハント・ツアー
〜インディジョーンズになって、あなただけの”宝” を発見しよう!〜
【お問合せ】

辰野町役場 産業振興課 移住・定住推進係
電話:0266-41-1111

■木曽町
8/6.7
移住体験しよう!
【お問合せ】
木曽町観光交流課(担当:木村)
直通:090-4464-0766

■飯島町
7/30
現地de検索会(夏)
【お問合せ】
飯島町役場 定住促進室
電話:0265-86-3111

■松川村
7/30.31
暮らし体感ツアー
【お問合せ】
松川町農村観光交流センターみらい(担当:大澤)
電話:0265-34-7066

■飯田市
〈随時〉ワーキングホリデー
【お問合せ】
ワーキングホリデー飯田事務局
電話:0265-21-3217

 

【取材を終えて】

事前予約30名、飛び入り参加7名の、計37名が参加した今回の「楽園信州移住セミナー in 名古屋」。主催者も驚く大盛況ぶりの、活気に溢れるセミナーでした。
また、今回体験談を発表いただいた黒田さんに、セミナー後に個別にお話を頂いたのですが、「長野県には77の市町村があって、都会暮らしから田舎暮らしまで全部が揃っているから、長野県に来れば絶対に自分のライフスタイルにあった街に巡り会える!」とおっしゃっていました。
信州は本当に良い所です。
心より、皆さんが皆さんの信州に巡り会えることを祈っています。

 

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


PAGE TOP