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U・Iターン転職セミナーイベントレポート

update : 2016.08.12

平成28年7月30日(土)、銀座NAGANO(東京都中央区銀座5丁目6−5 NOCOビル)で「長野県へのU・Iターン転職個別面談会」が開催されました。相談員は株式会社エンリージョンのコンサルタントお二人。完全予約制のこの面談会は今回も募集してすぐに満席となり、10名の方がおよそ1時間程度ずつ、じっくりと転職に関してのご相談をされていました。

当日は、銀座NAGANO1階のアンテナショップが、店先でテントを張って信州の特産物を販売していました。多くの方が足を止め、みな両手にいっぱいにお買い物を楽しんでいました。

会場はその4階「コワーキングスペース&移住交流・就職相談コーナー」。ハローワークの就業相談のスペース(日曜日・月曜日が定休日)、移住相談のスペース、そしてコワーキングスペースがあり、信州への移住に関心のある方が毎月200名程度、資料請求やご相談に見えられるそうです。当日もひっきりなしに人が出入りしていましたが、個別面談会は「コワーキングスペース&移住交流・就職相談コーナー」で行われました。

 

コンサルタント(相談員)の方にお話を伺いました。

Q:移住をお考えの方は、信州に何を求めているのでしょう。

ご相談にいらっしゃる方は、30代と50代が多いでしょうか。そして、30代の方は、出産により家族が増えたことをきっかけに、信州への移住を考えられている方が目立ちます。
「子供には素晴しい環境で生活させたい」
そんな親心をお持ちの方が多いですね。
一方、50代の方は退職後のことを見据えたりしている方が多いでしょうか。
やはり自然に囲まれてのんびりと暮らしたい。
そうお考えの方が多いですね。

Q:信州への移住にあたって障壁となっているのは何でしょう。

ほとんどの移住希望者にとって、仕事は最大のネックとなりがちです。首都圏と信州では、仕事の環境が大きく異なります。当然、求人のある職種の幅は狭まりますし、給与面などの待遇も、一般的には低くなります。
だからといって、何もかもが都会より劣るわけではありません。
私たちは信州で生活しており、信州の企業と日々接触しています。そのため、現場から生の声を直接お届けできます。
「信州で働くことって、そういう良い面もあるんだな」
そんな風におっしゃる方も結構います。
転職にリスクはつきものです。
それも、首都圏から信州への移住+転職となれば尚更です。
とはいえ、そうしたリスクは知っていれば軽減できることもあります。
もし田舎暮らしに関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
お力になれると思います。

Q:最後に、信州への移住をお考えの方に、転職に関するアドバイスをお願いします。

実際にあった事例ですが、「住宅業界NG」という方がいました。
しかし、その方が仕事で最も重視するポイントと、とある住宅関連企業の理念が一致したため、「住宅業界NG」を承知の上で、そのお仕事を全力で勧めたことがあります。
もちろん、その方は今でもその企業で働いています。働く人のポリシーと会社の理念が一致しているのですから、当たり前と言えば当たり前です。
仕事探しにおいて最も大切なのは、働く際に「何を一番大切にするか」ということです。現実的に、全ての希望が叶う仕事にはなかなか巡り会えないと思います。ですから、私はまず、「仕事で最も大切にすることは何か」を明確にしてもらっています。
給与?勤務地?やりがい?
それは人によって様々ですが、「仕事で最も大切にすること」から離れてさえいなければ、多くの方は転職した後も後悔をしていません。
田舎暮らしに際して、何なら手放せますか?
結局はその答えを見つけることが、一番大切なことだと思います。

相談に来られた方にお話を伺いました。

Q:信州のどんなところに魅力を感じて、移住を考えるようになったのでしょうか。

信州にはちょっとした縁があって、それで何回か足を運んでいるうちに虜になりました。
何と言っても自然がある。温泉がある。そして人柄がいい。
私にとってコミュニティは大切な要素なので、東京と比較して近所付き合いのある信州は本当に憧れの地です。

Q:移住に対する心配事は?

やはり「仕事」ですね。
以前は「食事」も心配事でした。というのも、私は海に面した地域の出身なので、山国で海の幸が味わえるのか、ということが本当に大きな不安だったのです。
ただ、最近は非常に物流が整備されています。そうしたこともあって、もっぱら移住に対する心配事は「仕事」についてだけとなりました。

Q:今日、相談に来られて、いかがでしたか。

情報が文字列だけの募集要項だけではなく、実際現場にいる方に、信州の企業の生身の情報をいただけることは本当にありがたいです。
企業文化にフィットしないと仕事は続かないですから。
そうした点からも、今日のような相談会は私にとって本当に貴重な機会です。
相談員の方、ありがとうございました。

 

取材を終えて

信州への移住は決めているが、「いつ移住するか」を決められないでいる。
そんな方も多くいた今回の面談会。やはり仕事に対する不安(収入面の不安)が大きいようで、なかなか次の一歩が踏み出せないようでした。
一方で、コンサルタントのお二人は、「全ての希望を叶える仕事はほとんどない」ことを前提に、「仕事に対して最も重要視しているのは何か」という点を掘り下げてアドバイスされていました。
今回は完全予約制でしたが、銀座NAGANOの4階「コワーキングスペース&移住交流・就職相談コーナー」には、日曜・月曜日以外はハローワークの就業相談が開設されており、常設されている移住相談スペースやコワーキングスペースへの訪問者を合わせると、毎月200名程度の方が資料請求や相談に訪れるそうです。
安心して暮らすために。
魅力ある信州で、皆様が自分に最適なお仕事に巡り会えることを祈っています。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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