長野県の市町村大集合!長野県への移住大相談会イベントレポート
update : 2016.12.02
平成28年11月26日(土)、東京交通会館3階のグリーンルームにて「長野県の市町村大集合!長野県への移住大相談会」が開催されました。今回は「田舎暮らしの本」など移住専門雑誌に取り上げられている竹内孝功(たけうちあつのり)さん、津田賀央(つだよしお)さんの特別記念講演がありました。 また、長野市、須高地区、中野市、木島平村、小川村、御代田町、佐久地域定住自立圏、諏訪圏移住交流推進事業連絡会、岡谷市、原村、茅野市、王滝村、 筑北村、小谷村、松川村、飯田市、箕輪町、飯島町、宮田村、阿智村の参加市町村から移住支援などの紹介がありました。
特別講演「自給自足の農的ライフ」竹内孝功さん
竹内孝功さんは、長野市出身。千葉県や長野県松本市で自然農法を学び、その後、松本市で菜園教室を開業され、2014年に長野市信更町に移住しました。現在は自然菜園コンサルタントとしてご活躍中です。
講演会会場となったグリーンルームには、講演のために50脚ほどの椅子が用意されていましたが、追加の椅子を用意するほどのお客様が来場されました。
竹内さんは、長野市と安曇野市で菜園教室のスクールを10年あまり開催するなかで、いつの間にか長野県に移住していた方が多いことに気づいたそうです。
今回は、長野県への移住を考える際のコツを教えてくださいました。
・お試し期間を設ける
・挨拶は、手ぬぐいと名刺
・信頼関係が先、商売や自由は後
・畑は小さく始める。自分の身の丈に合わせて拡大する。
・田舎の常識、都会の非常識(都会の常識、田舎の非常識)
田舎暮らしではご近所付き合いがとても重要で、信頼関係を築くことが移住生活に大きく関わってくるとのことでした。実際に移住した生徒さんの中で、下調べをせずに急に家を建てて移住、その後ご近所付き合いも少なかった方は東京に戻ってしまった事があったそうです。
その他に「長野県の移住あるある」を方言満載でお話してくださいました。鳥獣被害に関する質問への回答で、「対処しないと自分も加害者になってしまいます。だって、餌付けしているだからね。」という言葉には、会場から笑いが起きました。
特別講演「自然。ときどき都会。二地域居住の魅力」津田賀央さん
津田さんは、ソニーでデザイナーとして勤務しながら富士見町で起業し、コワーキングスペース「富士見森のオフィス」を運営されています。
参加者は比較的若い方が多く、これからの働き方に興味がありそうな雰囲気が感じられました。
津田さんは、週3日は東京で働き、残りの4日は富士見町で生活しています。2拠点を行き来しながらダブルワークをしている2児のパパさんです。移住を考えだしてから1年ほどで富士見町に移住されました。
30代前半は「業種を変える」実験として広告代理店からソニーへの転職。そこで日本企業と海外企業の働き方のギャップを感じ、また父親の通勤圏で子どもが生活することが当たり前でいいのかという疑問が生まれたそうです。環境の変化、周囲の変化から見えてきた新しい働き方の可能性、価値観にあった場所に住むという自由な考え方のために、東京と富士見町のダブルワークという選択をされました。そして、30代後半は自分の価値観と未来についての考えを見直して「ワークスタイルを変える」実験として、遠隔でも仕事ができる、プロジェクト型の働き方へのシフト、個人事業主が多くなっていく時代になるだろうと考えているそうです。
移住を考えている方へのアドバイスは
・知り合いを作りましょう。とにかく足で稼ぐ。
観光ガイドやインターネットだけでは情報は入ってこないので、自分の目で確かめることが大切。
・現地のイベントに参加してみる
アットホームなものが多いので、仲間が作りやすい。ネット上には載って
いないイベントが多いので、そこで次のイベント情報を得る事ができる。
・給料は下がるけれど、都会で生活するよりそこまでお金はかからない。
全て手に入れることは難しいけれど、何かを捨てることを怖がらない。
津田さんも竹内さんと同様に「人とのつながり」を重要視していることが印象的でした。富士見町は子育てがしやすい環境であり、特に食生活に関しては大きく変わったと話されていました。竹内さんの本を参考に、自家菜園の畑を作っているそうです。
参加市町村の紹介コーナー
特別講演の間には、参加市町村からの移住者支援などが5分間で紹介されました。どの市町村も映像や美しい景色や地域行事などの写真を多く使い、見ていてワクワクするような紹介でした。また、あえて気候などのマイナス面を包み隠さないことで、長野県民らしい誠実な姿が伝わってきました。
移住経験者の方が市町村紹介をされていて、参加者の方の顔が少しゆるんだような雰囲気になりました。
グリーンルームの受付では、長野県のゆるキャラ「アルクマ」がお出迎えし、3つの市町村で相談をすると、長野県銘菓「雷鳥の里」のプレゼントがありました。
取材を終えて
移住セミナーが多数開催されていることで、市町村の担当者や主催者と顔見知りになっている来場者の方が多く見られました。ここでも人と人のつながりがあり、アットホームな雰囲気が感じられる移住セミナーでした。
※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。
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