富士見町に移住をお考えの方へ
今回は、八ヶ岳のふもと、富士見町に伺いました。 富士見町役場　総務課企画統計係の五味さんと小川さんにお話をうかがいました。

富士見町の移住への取り組みについて教えて下さい。

就農支援

富士見町では、現在２つの大きな制度を設けています。まず、新規就農支援「パッケージ」制度です。
これは、３年でプロの農業者を育てようという取り組みです。
新規就農者は、栽培技術や住居、農地・施設の取得が難しく、就農を断念するというケースが多いそうです。そこで、富士見町では、「指導者」「住居」「農地」「施設」をパッケージにして提供・支援し、プロの農業者を育てていくこの制度を設けました。平成２２年に開始したこの制度ですが、本気の農業者にとして活躍されている法人、個人の方がいらっしゃいます。

富士見町は、東京・名古屋へのアクセスがよく、標高1,000メートルという冷涼な気象条件により、農業、酪農などに適した土地ですから、ぜひこの制度を利用して新規就農にチャレンジしてもらいたいと思います。

富士見町テレワークタウン・オフィス

次に、富士見町テレワークタウン・オフィス計画です。
テレワークとは、「tele=離れた所」と「work=働く」を合わせた造語で、インターネットなどの普及で、大きく変わっている場所を選ばない働き方の提案です。この計画では、ホームオフィスと居住利用費が１年間無料、ネットワークの設置は町が用意するなどの特典があります。オフィスとして提供する建物は、空き家物件を利用します。

ITやクリエイティブ系の方は、意外にもアウトドア愛好者が多いという話を聞きます。富士見町は、八ヶ岳やスキー場、高原がありますのでアウトドアを１年中楽しめる場所です。
また、首都圏へのアクセスも２時間程度となるため、本社での会議やアポイントがあっても、都会での通勤時間ほどの移動が可能です。１週間のうち、時々首都圏での仕事ということもできるのではないでしょうか。

会社の支社としての利用もできますので、ぜひ富士見支社を構えてみませんか。
この制度は、最長で３年間となっています。すぐに移住は心配という方にオススメしたいです。この間に、富士見町の魅力にたくさん出会っていただき、移住への第一歩となっていただきたいですね。

富士見町テレワークタウン　ホームオフィス計画
http://www.town.fujimi.lg.jp/homeoffice/index.html

富士見町のほかにはない、良いところを教えて下さい。

やはり、町のどこからでも富士山が見える所でしょうか。
「関東の富士見百景」に選出されたビューポイントが3箇所あります。また、「八ヶ岳ブルー」という名前がつくほど晴天率が高く、青く澄んだ空が見られるのも魅力です。標高1,000メートルという土地なので、夏はとにかく涼しくエアコンいらずで過ごすことができます。
衣食住に必要なものは中心地にまとまっているので、特別に不便だと感じたことはありません。
移動手段は車が主になりますが、JRの駅が３つあり、高速道路のインターチェンジもすぐ近くにあります。デマンド交通「すずらん号」もありますので、町内の移動には困ることはないと思います。
この写真は「関東の富士見百景」のひとつ　立沢の水田地帯から撮影しました。

富士見町で暮らしていくに当たって、注意した方がいい点はありますか。

標高が高いので、冬の寒さは厳しいです。降雪は平均10センチほどと少ないですが、最も冷え込む時期はマイナス10度を記録することもあります。実際の寒さを経験していただいた方がいいかと思います。
ご近所との関わりあいは生活していく上で、欠かすことができません。みなさん温かく迎えてくださるので、心配することはありませんが、地区ごとのお祭や行事が行われていますので、こういった地区の行事には積極的に参加していただきたいと思います。

仕事はどのように見つけたらいいですか。

ハローワークや役場の無料相談所で探していただくのがメインになります。
富士見町は隣の山梨県まで5分程度で行くことができますので、地元の方で山梨に通勤している方が多くいらっしゃいます。近隣の市町村への通勤も、高速道路などのアクセスが整っていますので選択肢として考えていただくことができます。
子育て支援や医療面も充実していますので、田舎ぐらしを楽しむにはとてもいい場所です。

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※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。