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佐久穂町へ移住を考えている方へ移住先市町村の話題

update : 2015.07.03

八ヶ岳の東側、佐久穂町を伺いました。 佐久市と小海町にはさまれた、北八ヶ岳の町です。 佐久穂町総合政策課、黛さん、清水さん、小池さんにお話を伺いました。 移住交流に関しては、今年から総合政策課を担当課として対応しています。
佐久穂町の概観について教えてください。

 

ここはどんな町ですか?

雪はそんなに降らないので除雪の心配もほぼ無いです。
日照時間が長く、雨が少ない。晴天率が高い土地です。
また、佐久地域は地盤が強固だと言うことで、大地震の発生確率も低いのが特徴です。
佐久穂町は合併して10周年になります。
今年度は10周年を記念して9/5にイベント開催します。

合併前の旧八千穂村は、佐久病院との連携で「全村健康管理」という取り組みがありました。自分たちの健康を自分たちで管理するためきちんと健康診断を受けようという運動が昔からあります。このような健康面での取り組みは充実していると言えます。

 

現在の移住交流の実態について教えてください。

実際には数値の統計は特に取っていないが、就農者で20世帯ほどが移住者として来てくれています。

移住交流事業は今年から力を入れ始めました。
総合政策課を設置し、移住に関する問合せはすべてこちらで受け付けています。
最近は問合せも増えてきて、中でも空家に関する問合せが多いです。

去年は、セミナー参加から移住していただいた世帯が1組ありました。関東からの移住でした。
その方は、お子さんが佐久穂小中学校へ兄弟で一緒に通えると言うのが大きな理由でした。

町内の小中学校が統合され、新たに佐久穂小中学校が今年の4月から開校しました。
小中一貫なので、初めて来る土地で兄弟一緒に通えるところがよかったようです。

 

佐久穂町では、今年度から小中一貫校として小中学校をすべてひとつに統合しました。
どのような教育をしているのでしょうか。詳しく教えてください。

一貫教育の柱として考えているのは、「キャリア教育」です。
地元「佐久穂」を愛してくれて、将来地元に戻って来たい、役に立ちたいと思ってくれるような人間を育てたいと考えています。地元の企業と協力して職業体験を行ったり、授業を行ったりしています。昔から教育には力を入れています。
校歌も新しくつくりました。校章も町民からの公募で出来上がりました。

もうひとつは英語教育です。
英語カリキュラムを追加することを文部科学省に申請して、認可をいただきました。
全体的には授業時間数は若干多いですが、他の教科とのバランスをとって英語教育の時間を多めにとっています。
「PLS」と言う形でやって、聞いたり話したりということに重点をおいています。小学校1年生から中1まで、とにかく耳から英語を覚えるようにしています。県内でもほかに例を見ない取り組みです。
先生は保育園にも行っていただいているので、本当に小さい時から英語に触れている環境を作れています。
子育ての面で特徴的なのは、任意の幼稚園で「ちいろば」という森の幼稚園があります。
現在14名が通っています。主に佐久市に移住した方のお子様が通っています。移住の相談がこういうところの方が集まりやすいようです。
また、子供が集まり活動できる場所として、廃校になった学校を「子供センター」のような児童館と学童クラブ併設したようなものを作っています。現在改修中です。

 

何か佐久穂町で移住に関して特長的な施策はありますか?

住居に関しては空き家バンクの整備を進めています。空き家の情報を把握しているところです。
仕事と住まいの話をセミナー等でよく相談されるので、そこを対応できるように整備を急いでいます。
町営住宅の紹介もできます。
実際のところ、町内には空き家になっている建物はあります。現在貸し出しできそうなものは2件です。今後増える予想はあります。
地域おこし協力隊の方、今年来ていただいた方は建築士の免許があるので、おもに空き家対策を進めていただいています。

 

町内の大日向地区には、「山村テラス」という山小屋があります。
移住ではないけど、交流体験をしに海外からもお客さんが来てくれています。宿泊はできませんが、ゲストハウスのような感じです。そういう感じで外の人が入っているのは地域の人も感じているので、今後の移住者が増えてくるとしてもそんなに抵抗はなく受け入れてくれるように感じてます。

 

佐久穂町で就農を目指す方もいらっしゃると思います。
就農支援について教えてください。

移住者には就農希望が多く、実際にこの地で就農しています。
有機野菜、高原野菜を他品目で栽培しています。国道沿いの直売所で販売されています。
花き栽培も佐久町の時代から「花のさくまち」と呼んでいたほど、花の栽培は盛んでした。
現在は行政と言うよりも、里親制度の里親さんに著名な方がいらっしゃって、その方を慕って集まってきている。「のらくら農場」萩原さんという方です。

町の提供している「新規就農センター」は新規就農する方の専用の施設です。
長屋形式の居住施設でありながら、会議室もあったりします。3年で研修を終えて独り立ちしていくのですが、大体が里親さんの近くに就農したいという要望がおおいです。住宅にしても農地にしても面倒をみてくれるので。
農業をやりたいと言う方は、農政係で受け入れしています。

 

ほかに何か、町として特徴的なことはありますか?

この町の立地が北八ヶ岳のふもとにあるため、最近では「コケ」に注目が集まっています。
屋久島などは行くのに大変ですが、北八ヶ岳の場合は道路からすぐのところなど、行きやすいところで観察できます。
北八ヶ岳コケの会という団体があり、山開きのようにコケの森開きを行っています。
コケの観察会を毎月山小屋でやったり、森フェスティバルをやったり、交流を行っています。
また、ことしは日本蘚苔類学会を開催する予定です。

最後に一言お願いします。

佐久穂町のキャッチコピーがあります。

「さ」さくほまち
「く」暮らせば快適
「ほ」ほど良く田舎
「ま」まさに住むには
「ち」ちょうど良い

つまり「ちょうど良いいなか」です。

今後、高速のICが開設されるので関東方面にアクセスがいいです。
スーパーもコンビにもファストフードも、ホームセンターもあるので、意外と生活に困らない町です。

 


黛さん、清水さん、小池さんありがとうございました。

 

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※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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