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update : 2025.07.23


(松川町と南アルプス)

人口約1万2000人の松川町。長野県南部、伊那谷のほぼ中央に位置し、東西21km、南北6kmに広がり、総面積は72.79k㎡。南アルプスと中央アルプスに抱かれ、その眺望が自慢です。
町の 中央を天竜川が北から南へ流れ、その東西に段丘が形成されています。東側には工業団地と水田地帯が広がり、傾斜地では水稲、畜産、小梅の栽培などが行われています。
西側は住宅地、商店街、工業団地が開け、春から初冬にかけサクランボ、ブルーベリー、桃、プルーン、梨、リンゴと果樹栽培が盛んで「くだものの里」としても知られています。

東京からは自動車で中央道を使い約3時間30分、名古屋からは中央道を使い約2時間、静岡からは東名高速を使い約4時間、大阪からは名神高速を使い約3時間50分の距離です。

移住定住支援では、空き家バンク制度、移住体験住宅、各種補助金のほか、近年は移住体験ツアーや相談会にも力を入れています。

今回は松川町まちづくり政策課まちづくり推進係の清水さんにお話を伺いました。

(松川町まちづくり政策課まちづくり推進係の清水さん(右)と北原さん)

はじめに、近年の移住者の傾向をお伺いできますか?

松川町役場 まちづくり政策課 まちづくり推進係•清水さん(以下、清水さん) 20代~60代まで幅広い世代が移住されています。就農や地域おこし協力隊として若い世代が単身で移住されるケースが多いです。

主な移住元ですが、関東圏(東京、神奈川、埼玉)のほか、愛知、静岡、長野県内からの移住が多いです。

移住者にとって松川町の魅力は、どんなところになりますか?

清水さん 全国有数のくだもの産地であり、有機栽培も盛んな松川町では、“農ある暮らし“を存分に体感できます。

(リンゴと中央アルプス)

松川町の気候について教えてください

清水さん 夏はカラッとした暑さで30℃を超える日もあります。ただ、夜は涼しいので冷房なしで過ごせる日も多いです。

冬は平均2℃程度と冷え込みますが、雪がほとんど降らないのが特徴です。

(春•梅花と中央アルプス/夏•前河原の田園風景/冬•夜明け前の南アルプス)

空き家バンクにつきまして、どのような物件が人気ですか?

清水さん 特に一戸建て賃貸住宅の人気が高いです(家賃は5万円程度)。

そのほかには、コンパクトな平屋住宅や農地・家庭菜園用の庭が付いている住宅も人気が高いです。価格帯は300万円~500万円の物件が多く出回っています。

空き家バンクに関する補助金はどのようなものがありますか?

清水さん 空き家バンクを利用し物件を購入された場合は最大100万円の祝い金が交付されます(※45歳以下限定)。

その他、移住者が利用できる補助金はありますか?

清水さん 「若者定住住宅取得祝金」は、空き家バンク登録物件の購入以外にも、新築や住宅の改修・増築をした場合にも交付されます。こちらの補助金は令和6年度より制度を拡充し、子育て世帯やUIターン者に祝金額が加算されるようになりました!

「UIJターン就業・創業移住支援金」は東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、愛知県または大阪府から移住し、県内の一定の就業または創業をしようとする方が対象となる補助金です。単身世帯は最大60万円、2人以上世帯は100万円、子ども加算は1人につき50万円です(2人まで)。

「住宅リフォーム補助金」では、住宅の改修、増築、修繕等の工事費の1割について、町内で利用できるギフトカードが補助されます(補助金額最大10万円)。

また、移住者向け補助制度が一目で分かるパンフレット「移住定住応援BOOK」を2025年3月に作成しました。町のHPにも掲載いたしますのでご覧ください。(https://www.town.matsukawa.lg.jp/soshikikarasagasu/machizukuriseisakuka/machizukurisuishingakari/6/10873.html

(春• 桜並木)

移住体験住宅はどのように利用するのがおすすめですか?

清水さん 移住体験住宅滞在中に、地元の農家さんの下で果樹や野菜の農業体験も可能です。ご希望の場合は事前にご相談ください。

また、ご要望に応じて、町内案内や空き家物件のご紹介もできますのでお気軽にご相談ください。

利用期間は、2泊3日から最長29泊30日までとなっており、短期から長期にかけてご利用いただける点が魅力です。

また、1泊あたり2,000円と安価な金額で利用できますのでおすすめです。

(移住体験住宅)

子育て支援はどのようなものがありますか?

清水さん さまざまなサポートをさせていただいています。

【妊娠~3歳まで】

  • めばえ相談:妊娠を希望される方を対象に、専門の相談員による相談を3回まで無料で受け付けています。
  • めばえ支援:不妊症・不育症の治療費の1/2を補助します。(上限30万円)
  • 出産子育て支援金:出産後初めてお子さんを松川町に住民登録された方に対して、第1・2子5万円、第3子以降10万円を支給させていただきます。
  • 授乳・育児サポート事業:授乳・育児相談や家事援助、保育サポートに利用できる500円×16枚(8000円分)の補助券をお配りしています。
  • 妊婦訪問・2カ月児訪問・乳幼児健診と妊娠中からさまざまな専門職が継続して子育てをサポートします。

(さまざまな企画も行なっている子育て支援センター「おひさま」)

【保育園・学校】

  • 給食費無料:町内の保育園・小中学校の給食費が無料です。安心安全の有機食材を使った自校給食も特色の一つです。
  • 入学祝い金:小学校入学時、中学校入学時、それぞれ2万円ずつ支給します。
  • 中学校制服補助:生徒1人につき1万2000円を補助します。

(小学校のゆうき給食)

子育て世帯の感想やお声はいかがですか?

清水さん 「町の中央に位置する総合病院(下伊那赤十字病院)には小児科があり、子どもに何かあったときにとても安心です」

「自然豊かな環境でのびのびと子育てができます。むらやま公園を筆頭に町内には自然を楽しめる公園がたくさんあります」

(片桐松川の清流と親しめ、南アルプスの展望が良い、むらやま公園)

「子育て支援センター『おひさま』はゆったりと遊ぶことができ、見晴らしも良いです。スタッフの方も温かく、話を聞いてもらうことで親もリフレッシュすることができます」

(子育て支援センター「おひさま」)

「清流苑では温泉やプールがあり、家族みんなで楽しむことができます」

(清流苑の露天風呂)

「地域の皆さんが温かく、あいさつなど声をかけてくれて、子どもたちを地域で見守ってくれているのを感じます」

「町内には中央自動車道の松川ICがあるのでお出かけにも便利です」

(南信州伊那谷と南アルプスの眺望では、県下随一といわれる小八郎岳から)

移住者のお仕事はどのような形がありますか?

清水さん 松川町の基幹産業である農業関連のお仕事はもちろん、サービス業や製造業、医療福祉分野のお仕事など、就職先は多岐にわたります。また、雇用形態も正社員から、パート・アルバイトなどさまざまです。
町HPでは、そういった求人の最新情報を掲載しています。
https://matsukawa.notionapps.com/

皆さまの仕事探しに関する悩みに関して、専門の就労相談員による相談体制も整えていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

松川町の特産品はどのようなものがありますか?

清水さん サクランボやブドウ、梨、桃、リンゴなどなど、移住後には四季折々のさまざまな果物が味わえます。また、果物を使用したシードルやワインなどの特産品も充実しています。

(四季折々の果物)

移住相談の体制はどのような形ですか?

清水さん 相談体制ですが、お電話やメール、移住定住専門サイト(https://norakura.life)の問い合わせフォーム、役場窓口での対面相談など、多様な方法により、いつでも相談いただけます。

県外で開催される移住セミナーにも積極的に参加しています。2025年度は三大都市圏(東京、愛知、大阪)へ年10回以上の出展を予定しています。

(シティプラザ大阪での移住セミナー)

松川町のヒト・コト・モノを肌で体感してもらい、移住について考えていただくための体験プログラム、「移住体験ツアー」を定期的に開催しています。親子で参加できる「自然の中で子育て体験ツアー」や「農ある暮らした体験ツアー」をはじめ、他にも松川町を知っていただける充実した企画で、毎回、参加者の方には、とても喜ばれています。

実際に、2025年2月に開催した「20代〜30代向け•地域でやりたい仕事見つけようツアー」の参加者が5月に当町へ移住されました。

ツアーでは、自分らしい生き方や働き方を実践している先輩移住者の訪問はもちろんのこと、松川町を盛り上げたいと多様な若者が集う地域コミュニティーのイベントにも参加できるため、移住に関心がある方にとってピッタリなツアーです。

(2025年2月に開催した「20代〜30代向け•地域でやりたい仕事見つけようツアー」/
先輩移住者の店「珈琲十分(じゅっぷん)」をツアーで訪れる)

今後、開催予定の移住体験ツアーについては、松川町移住定住サイト「のらくら」(https://norakura.life)でお知らせしていますので、ぜひご覧ください。

移住後のサポートはありますか?

清水さん 移住後のサポートについてもさまざまな形で支援体制を整えています。
たとえば、コミュニティーに関する支援として、地域のキーパーソンや先輩移住者との交流の機会を設け、地元の方及び移住者同士の双方のネットワークづくりをサポートします。

(移住体験ツアーで先輩移住者の工房(旧松川東小学校内)を訪ねる)

仕事に関する支援では、専門の就労相談員が皆さまの仕事探しを丁寧にサポートいたします。また、本格的に就農を目指される方は町独自の果樹農業研修制度を利用いただけます。

住まいに関する支援としては、移住の第一歩として、月額2万円で利用できる移住希望者向けの賃貸住宅を用意しています。また、定住に向けて、町の空き家バンク制度を利用し、皆さまの物件探しをサポートいたします。

松川町では、お一人お一人と向き合いながら、定住に向けて幅広くサポートいたします。
移住をお考えの皆さま、ぜひお気軽にご相談ください!

■写真、地図全て:松川町役場提供

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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