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南相木村へ移住をお考えの方へ移住先市町村の話題

update : 2025.03.18

南相木村は長野県の佐久地域に位置し、東西20km、南北5kmの細長い地形で、面積は66.05㎢。千曲川の支流、南相木川が谷間を縫うように東から北西へ流れています。東は群馬県多野郡上野村、西は長野県小海町に、北は北相木村に連なり、南は川上村・南牧村に隣接しています。総面積の約8割を山林原野が占めており、南相木川に沿って、10の集落が点在し、住民約930人が暮らしています。
気候は、内陸性高冷地気候で、年間平均気温は9℃。夏季も冷涼で気温格差が大きいのが特徴です。降水量も年間1,000mmから 1,200mmと少なく、冬季の降雪量も少量ですが、冬は北西の風が強く厳しい寒さの日もあります。
東京からの車でのアクセスは関越自動車と上信越自動車道、中部横断道を乗り継ぎ約3時間。
電車なら東京駅から北陸新幹線に乗り(約1時間20分)佐久平駅で小海線に乗り換え(約45分)小海から村営バス(約25分)で約2時間30分です。

村のキャッチフレーズは「笑顔でつながる南相木村」。村内に小学校は一つですが、全校児童57人(令和7年2月時点)一人一人に行き届いた教育と自然の中で伸び伸び学べる環境で、子育て世帯への支援制度も充実。近年は親子留学にも力を入れ、親子留学児童数は20人で、全体の約5割がIターン者です。

今回は南相木村役場で移住定住を担当する中島さんにお話を伺いました。

(南相木村役場 総務課企画係•中島さんと
村のPRキャラクター「カフェバスのちょっくらさん」)

はじめに、近年の移住者の傾向をお伺いできますか?

南相木村役場 総務課企画係•中島さん 家族で都市圏から移住される方が多いですが、年代・性別関係なく移住していただいています。

移住者にとって村の魅力はどんなところですか?

中島さん お話を伺うと、自然の多さ、村民の人柄の良さが移住の決め手になったという意見が多いです。

(多くの釣り人が訪れる立岩湖の紅葉)

村の気候はいかがですか?

中島さん 近頃は夏場でも30℃を超える日も多くなってきました。夜は比較的涼しく過ごしやすいです。冬は最低気温マイナス15℃ほどになる日もあり、雪が降る日も多くあります。都会に比べれば夏は過ごしやすい気候ではありますが、エアコンが必須になる日も遠くはなさそうです。

実際に移住された方のお声はいかがですか?

中島さん 村民が見守ってくれる安心感があるので、子どもたちを自然の中で伸び伸び自由に遊ばせることができます。近くの川べりを散歩したり、公園で遊んだりして楽しく過ごしています。

(大規模なダムとしては日本一標高の高い場所にある南相木ダム。周りには広場や魚の住む水路があり、癒やしの場所/高原野菜の主要な産地でもある立原高原のつつじ)

移住者向けの住まいはありますか?

中島さん 移住者専用の住宅というのはありませんが、村営住宅へ入居していただくか、もしくは空き家へ入居していただくことになります。

(村営住宅)

空き家バンクについてどのような物件が人気ですか?

中島さん 現在、空き家バンクの登録物件数は多くありませんが、近年は別荘地が人気です。

空き家バンクに関する補助金はどのようなものがありますか?

中島さん 空き家改修費等補助金があります。(空き家の改修と家財道具等の処分に要する費用の一部を助成・空き家バンクに登録されている空き家の所有者、利用者が対象)

  1.  改修:南相木村建設工業会又は村内業者が行う改修工事に係る費用の1/2(上限50万円)
    ※令和3年度~7年度に限り限度額100万円
  2.  家財道具等処分:家財道具等の処分に係る費用(運搬費含む)の1/2(限度額50万円)
    ※実施前に要申請

他に移住者が利用できる補助金などはありますか?

中島さん 移住支援金があります。住民登録後継続して3年以上居住することを誓約できる方へ以下の通り支援金があります。(18歳以下を除く)

  1.  18歳以下の者を扶養し同居する世帯:一律10万円
  2.  上記以外の世帯:一律5万円
    ※転入からおおむね2カ月以内には要申請
    ※出産・転勤その他事由により一時的に住民登録する・転入前の市区町村税を滞納している・生活保護による公的扶助を受けている・公務員である・暴力団員等である。これらの場合には対象外となります。
    ※3年以内に転出した場合は返還対象になります。

親子留学はどのような内容ですか?

中島さん 内容としては、小学校1年生から6年生までの児童が南相木小学校へ通学することで、自然豊かな環境の中で地域の子どもたちとさまざまな体験を通じて豊かな心やたくましく生きる力を養うとともに、地域の活性化を図ることを目的としています。お子さんにとびっきりの田舎暮らしをさせてみたい方、ぜひ南相木村へお越しください。

親子留学された方の感想はいかがですか?

中島さん 「南相木村の豊かな自然の中で子どもたちと共にとびっきりの田舎暮らしができ、かけがえのない多くの体験が、子どもを大きく成長させて豊かにしてくれているなと日々実感しています」
「親子留学で南相木へ来られて本当に幸せです」などの感想をいただきました。

(南相木小学校/立岩湖の桜)

移住者の方のお仕事はどのようにされていますか?

中島さん 村内企業で働いている方、移住前のお仕事をリモートで続けられている方、村外へ働きに行かれる方、役場でお手伝いいただいている方、皆さま、さまざまなお仕事をされています。

子育て支援についてどのようなものがありますか?

中島さん 下記のような、さまざまな支援があります

  • 未満児保育料減免:
    同一家庭において複数の児童が同時に入所した場合は第二子保育料1/2、第三子保育料無料。
  • 小・中学校等及び高等学校等入学祝金:対象児1人につき10万円。
  • 小・中学校卒業祝金:対象児1人につき3万円。
  • 村営住宅使用料補助:
    出生から義務教育期間中、本来家賃から1万円を控除した額を補助。また、義務教育終了後2年間は2万円を控除した額、その後2年間は3万円を控除した額を補助。

移住体験住宅はどのように利用するのがお勧めですか?

中島さん 夏場は、「たまる家」(古民家)で、冬場は「やばな家」で夏と冬の生活を体験していただき、南相木の暑さ・寒さを両方体験していただければ良いかと思います。イベントなどがある日に使用していただくと村民の方と話す機会もありますのでお勧めです。
※冬季はたまる家の利用はできませんのでご了承ください

(移住体験施設「たまる家」)

最後に、移住相談の体制はいかがですか?

中島さん 2025年度も東京で開催されるセミナーなども参加する予定です。また、移住相談は随時お受けいたしますのでお気軽にご相談ください。
少しでも南相木村に興味を持っていただけたら幸いです。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!

(ふるさと回帰センターで開催された移住セミナー)

■写真、地図:全て南相木村役場提供

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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