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駒ヶ根市へ移住をお考えの方へ移住先市町村の話題

update : 2023.06.21

(中央アルプスと駒ヶ根市)

駒ヶ根市は、長野県の南部・伊那谷のほぼ中央に位置し、伊那市を含め7市町村に隣接し、南アルプスと中央アルプスをまちから望むことができる自然豊かな環境です。

交通は伊那谷を南北に走るJR飯田線と国道153号線(旧 三州街道)が従来からの幹線となっており、中央自動車道の駒ヶ根ICが首都圏や中京圏、北信越地域を結ぶ窓口となっています。

子育て環境は妊娠期から青少年期まで、切れ目ない子育て支援策を進めていて、医療面でも伊南地区の基幹病院である昭和伊南総合病院のほか、多くの一般診療所や福祉施設があり、安心した生活が送れます。

移住支援としては「お試し滞在事業」や「こまがねリアル体験住宅」、「空き家バンク」、各種補助金などさまざまなサポートがあります。
近年は移住と婚活を合わせた「移住婚」の受け入れ先にもなっています。

今回は駒ヶ根市役所企画振興課の伊藤さんと商工観光課の松崎さんにお話を伺いました。

(右から伊藤さん、駒ヶ根市PRキャラクターの「こまかっぱ」、松崎さん)

はじめに、近年の移住者の傾向について教えていただけますか?

商工観光課•松崎さん 近年は30~40代の家族連れもいますが、60代以上の方も多いと思います。
移住された理由としては「自然環境が良かった」「生活するのに不便がない」「仕事があった」などでしょうか。

(中央アルプスの千畳敷カール。四季折々の雄大な景色に多くの観光客が訪れる。
写真上は秋/中は夏/下は花桃の里)

移住者にとって駒ヶ根市の魅力はどのような点でしょうか?

松崎さん ふたつのアルプスに囲まれた自然豊かなところや、市街地から市内のどこに行くにも車なら15分以内で行けるコンパクトな街というのが大きいと思います。

(大沼池と南アルプス/水田に映える中央アルプス)

実際に移住された方からは、「山や観光地などが身近にあり、遊べる場所が多い」
「人が穏やかで、田舎のわりには干渉されず適度な距離感がある」「通勤時間が大幅に減ったおかげで平日の余暇が増え、暮らしが充実した」というお声をいただいています。

移住支援はどのようなものがありますでしょうか?

松崎さん 移住定住に向けた活動の際の宿泊費の一部を補助する「お試し滞在事業」を行っています。体験会への参加や、移住の相談、住居・仕事探しなどの際にご利用いただけます。

また、「こまがねリアル体験住宅」として実際の駒ヶ根の暮らしを体験していただける住宅をご用意していますので、1週間から1カ月まで利用可能です。

(こまがねリアル体験住宅)

また、不動産業や建設業、金融業者などからなる「信州駒ヶ根暮らし推進協議会」が移住者の支援を行っています。セミナーへの参加や空き家の紹介など、多方面から移住者をサポートしています。

空き家バンク物件ではどのような物件が人気でしょうか?

松崎さん 300~400万円が中心で、コンパクトな平屋が人気です。ただ、広い2階建ての空き家が多く、人気の平屋はなかなか出てこない状況でもあります。

移住者が使える補助金はどのようなものがありますでしょうか?

松崎さん 「子育て&移住・マイホーム支援事業」として、子育て世代への市内定住支援、住宅購入者に補助金を交付しております。

「空き家改修等補助金」では、空き家の改修工事にかかる費用で、経費の総額が20万円以上のもの(※国県市の他の制度の補助等の対象となる経費を除く)につき、経費の2分の1以内(上限50万円で、1物件1回に限る)の補助があります。

また、「UIJターン就業・創業移住支援事業」では、東京圏、愛知県、大阪府からの移住で、県内で一定の企業に就業または創業する方に支援金を支給しております。

結婚相談所でも移住のサポートをされているようですが?

企画振興課•伊藤さん 市役所が所管する結婚相談所「縁結びさわやか相談室」では一般社団法人日本婚活支援協会様の運営する自治体向け結婚支援サービス「移住婚」に昨年から参加しています。

「移住婚」とは、移住に合わせて結婚のお相手を見つけたい方、お相手を見つけるのに居住地にこだわらない方などに向け、移住と婚活を合わせてサポートする取り組みで、自治体がその窓口となっていて現在、長野県では駒ヶ根市のほか、朝日村さん、山ノ内町さん、宮田村さんも受け入れ自治体となっています。

また、「移住婚」だけではなく地元の方の婚活やお見合い調整などのご相談にも乗らせていただいております。

さらに市の移住交流促進室と連携しながら移住や就労のご相談、婚活イベントのご案内もしておりますし、交流会、セミナーの開催、NAGANO ai MATCHシステムなど長野県の婚活支援制度のご案内、駒ヶ根市のさまざまな支援制度の情報提供、県内の他市町村とのお見合い連携等も行っています。

(縁結びさわやか相談室)

移住婚への申し込みは、どのような流れになりますか?

伊藤さん 申し込みは、一般社団法人日本婚活支援協会様のWebサイトから応募登録すると、各自治体へ連絡があり(駒ヶ根市では、「縁結びさわやか相談室」へ)、以下の流れで活動していただくことになります。

<移住婚の流れ>
1 一般社団法人日本婚活支援協会様のWebサイトへ応募登録
2 一般社団法人日本婚活支援協会様から「縁結びさわやか相談室」へメールにて申し込み者のご紹介
3 「縁結びさわやか相談室」からメールにて本登録のお願いと相談所のご案内
4 本登録
5 Zoomにて相談員と面談、移住についてのご希望や出会いたいお相手の条件等確認
6 お相手探し
7 Zoomにて1~2時間程度のZoomお見合い
8 お互いに良ければ連絡先交換(数回のZoomお見合いも対応可能)
9 交際中も移住や就労、婚活についての相談に対応

移住婚を利用する際、費用はかかりますか?

伊藤さん 「移住婚」の申し込みや市の結婚相談所への登録には費用は発生しません。
ただ、出会い支援イベントなどに参加する折に参加料がかかる場合があります。

また長野県将来世代応援県民会議が運営する「ながの結婚マッチングシステム ながの結婚相談所」へ登録後、「NAGANO ai MATCH」への登録には、費用がかかります。(2年間の登録料:10,000円)

現在、駒ヶ根市の移住婚の登録者、利用者の人数や男女比などを教えてください

伊藤さん 駒ヶ根市への移住婚応募者数は95名(R4.1.1~R5.4.11の間)となっています。

(内訳)
女性 20代:15人、30代:41人、40代:13人、50代:3人
男性 20代:2人、30代:9人、40代:10人、50代:2人

(割合)
女性:75.8%  男性:24.2%
女性 20代:15.8%、30代:43.2%、40代:13.7%、50代:3.2%
男性 20代:2.1%、30代:9.5%、40代:10.5%、50代:2.1%

移住婚に登録された方はどのような理由が多いのでしょうか?

伊藤さん これまで、「長野県を訪れ、住んでみたいと思った」「自然のある環境で暮らしたい」「コロナで今までのライフスタイルに疑問を感じた」「婚活するにあたり、地方在住の方との出会いを考えるようになった」などのお声をいただいています。

(駒ヶ池と中央アルプス/駒ヶ池のハートベンチ)

現在、移住婚で実際に結婚された方、お付き合いまで進まれたケースはありますでしょうか?

伊藤さん 現在(R5.4月現在)までで、ご結婚されたカップルはまだありませんが、現在交際中のカップルは3件、そのうち2件は交際半年以上で遠距離ながらも定期的にお互いを訪れ、関係を深めているところだそうです。

最後に、縁結びさわやか相談室の婚活イベントにはどのようなものがありますか?

伊藤さん 出会いイベントでは、「体験型マッチングイベント」としてブルーベリーやいちご狩りなど数時間程度のイベントから、陶芸体験のように4回連続の体験イベントなどを行っています。

(縁結びさわやか相談室のスタッフの方々)

県外でも「銀座NAGANO」で開催された移住と婚活をテーマにした長野県主催の「長野ローカルマッチ」にも参加しました。当日会場に来場された方は、男性3名、女性8名、計11名でしたが、そのうちの5名の方から駒ヶ根市からの情報提供希望があり、結婚相談所や移住担当部門とつながりました。

「ぶんつうイベント」は約3カ月間かけてゆっくりと関係をはぐくむイベントで、他に「オンラインマッチングイベント」などさまざまなものを月1~2回程開催しています。
イベントなどの告知につきましては、市のWebサイトにてご確認いただけますのでご利用いただければと思います。
http://kekkon.city.komagane.nagano.jp/

写真•地図:全て駒ヶ根市役所提供

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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