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白馬村へ移住を考えている方へ移住先市町村の話題

update : 2016.12.28

白馬村は長野県北部に位置し、長野市から車で約1時間の場所にあります。北アルプスでの登山やトレッキング、冬はスキーやスノーボードと1年中様々な大自然を満喫できる国際的な観光地でもあります。 今回は、白馬村役場総務課の渡辺さんにお話を伺いました。

 

近年の白馬村の移住者は増えていますか?

少しずつ増えている状況です。白馬村の人口は自然減を入れても、横ばいもしくは若干増加傾向で、同規模の村と比較すると人口減で困っているという状況ではありません。
メディアでも取り上げられていますが、ここ数年オーストラリアを中心に外国から白馬村を訪れる人が増加しています。定住するという人はまだ多くありませんが、毎年、冬になると約300人以上が季節労働という形で白馬村に転入しています。
また、元々は白馬村に観光目的で訪れていたけれど、自然の素晴らしさに魅了されて移住をしたという方もいらっしゃいます。移住に関する相談は、電話や訪問など含めて関東圏の方が多い状況です。
 

仕事はどのように探せばよいでしょうか?

一般的にはハローワークや求人広告で探すことになります。白馬村は地域ごとのコミュニティ活動が盛んに行われていて、そこを中心に商売をしたり、コミュニティがきっかけで新たな仕事につながったりしていることもあります。
現在、ヤフー株式会社と連携協定を結んでおり、新しい雇用や働き方が始まりつつあります。実際にヤフー株式会社の方は、東京と白馬を拠点とした二拠点居住をしている方がいらっしゃいます。
白馬村は長野市から車で約1時間ですから、東京から新幹線を利用すれば2時間半ほどで移動が可能です。ある意味では首都圏への通勤範囲内と言えるのではないでしょうか。

 

どんな仕事をされている方が多いでしょうか?

白馬村は寒冷地ということもあり、冬場の農業はとても厳しいです。地元でも専業農家という方は少ないと思います。農家と観光など、観光との兼業もしくは副業が多いのではないでしょうか。夏場の観光客も増えているので、観光での仕事は期待できると思います。
創業塾という起業塾を商工会が開催しており、起業を考えている方には1年間ここでビジネスの基礎を学ぶことができます。

移住・定住への支援はありますか?

18歳までの医療費を助成しています。また第二子以降の保育料を軽減し、子育てへの支援を進めています。
子育ての面では、白馬村の一番の魅力である大自然の中で子育てができて素晴らしいという声がとても多く聞かれます。この大自然を活かした教育をしてほしいという意見をよく耳にしますので、これからの村の課題となっていくと思います。教育に関しては、外国人が多く訪れている特色を英語などの国際教育や観光教育に活かしていかれたらいいと考えています。

 

住まいはどう見つけたらよいですか?

不動産業者を通して見つけていただくのが一番だと思います。一軒家の物件は少ない状態です。冬はアパートなどが満室の場合が多いので、物件探しはウィンターシーズンを控えた方がいいでしょう。

 

移住を考えている方にアドバイスをお願いします。

まず、夏・冬両方を体験していただきたいです。特に雪が多い2月下旬頃には必ず来ていただきたい。やはり、白馬と雪は切っても切れないものです。除雪や雪道での運転、冬の装備など実際に体験してみないとわからないことが多いと思います。
村内での移動手段はほとんどが自家用車になります。長野県全体的にそうですが、白馬村でも車が生活必需品であることは間違いありません。
白馬は地域活動が盛んで、お祭りなどの行事も多く開催されています。こういった地域活動にはぜひ参加していただきたいです。やはり、田舎はご近所づきあいが重視されます。冬の除雪も地域ぐるみで行いますので、生活をする上では地域での助け合いは外すことのできない事です。
いいところも悪いところも含めて白馬村の事を好きになっていただければ幸いです。

 

最後に、白馬村の魅力を教えてください。

やはり、大自然が身近にあることでしょう。水がきれいで美味しい、食べ物が美味しい。そして、自然の中で生きていくことができます。量販店など大きい店はありませんが、スーパーやコンビニがありますから、十分に生活していくことができます。
実は、私自身も移住者です。母の実家が白馬にあり、千葉県から移住してきました。私も参加しているまちづくりのコミュニティがあり、そこには約100人が集まってきます。移住者だけではなく、地元愛にあふれた人たちが多いのも白馬村の魅力のひとつです。

 

今回、白馬村を訪れてみて村内に外国の方が多い事を実感しました。軽トラックを軽快に運転している方にはちょっとビックリしました。村内でもお店の案内にはほとんど英語表記がされていました。
多様性と共にある白馬村がとても魅力的に映りました。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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