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小布施町へ移住をお考えの方へ移住先市町村の話題

update : 2017.03.30

小布施町は、長野県北部の長野盆地に位置する自然豊かな農村地帯です。人口は1万2千人ほどで、町役場を中心に半径2kmの範囲にほとんどの集落が入る小さな町です。小布施栗の産地として注目されています。 小布施町役場企画政策課の宮崎様と定住移住コーディネーターの中田様に移住への取り組みについてお話を伺いました

 

小布施町への移住相談はどのくらいありますか?

年間で70件ほどの相談を受けます。ほとんどが首都圏で行う移住セミナーでの個別相談になります。そこで年に2回ほど開催しているツアーのご紹介をして、実際に小布施に来ていただくというのが多いですね。

 

ツアーはどのような内容で開催していますか?

体験ツアーと空き家ツアーを行っています。(28年度)
体験ツアーは一泊二日で、町内を巡って地元の方々との交流をしていただきます。ここで、小布施のリアルライフが伝わるようにしています。二日目は物件めぐりです。大体5,6軒の空き家をご紹介しています。まだまだ物件数は少ないのですが、空き家や空き店舗の情報を収集しているところです。
空き家ツアーは半日で、物件探しのためだけにご用意しています。

 

小布施町での暮らし方はどのようになるでしょうか。

小布施への移住は、「のんびり田舎暮らし」というよりは、「アクティブ田舎暮らし」になると思います。7月には小布施ミニマラソンという町内を見ながら楽しく走るマラソンがあります。これには、町民が1万人のところ、8千人の参加者が集まります。その他には、ボルダリングやオールシーズン対応のジャンプ台などがあります。最近では、ドイツ発祥のニュースポーツ「スラックライン」がとても有名です。
また、地域でのイベントも多く開催されており、毎月どこかの地域でイベントをやっているような状態です。地域活動とはまた違う町民の交流の場となっています。
移住されてくる方は、こうしたイベントやスポーツイベントに参加することで地域とのつながりを持ちやすくなるのではないかと思います。

また、「小布施若者会議」という若い世代を中心としたこれからの小布施町の未来を議論する場があります。そこで、移住定住に関する話し合いが持たれたり、まちづくりの議論が活発に行われたりしています。若い世代や大学と連携したまちづくりが展開されているので、この会議への参加も新しい出会いのきっかけになるのではないでしょうか。

 

中田さんは平成28年から移住定住コーディネーターを委託されているとのことですが、どのような活動をされていますか?

主な活動は、長野県主催の移住セミナーへの参加、ツアーの企画、空き家物件の情報収集、建築関係の仕事をしている関係もあり、物件契約のサポートもしています。
移住定住促進と地元コミュニティを今より活発にしたいと考えており、最近空き物件をリノベーションしてコミュニティハウスの管理を始めました。地元で活動している工芸家の作品展や各種イベント、キッチンも用意しているので、ママ友が集まることもできます。移住をされた方が地元で友達を増やして、快適な小布施ライフを楽しんでもらえる場所にしていきたいと思っています。

 

移住に関する支援はどのようなものがありますか?

新規就農を検討される方には、就農支援制度があります。45歳未満で独立・自営就農する農業者に対し、農業を始めてから経営が安定するまでの就農初期段階に年間最大150万円を給付する「経営開始型事業」を実施しています。農地を借りたいという方にも情報を提供しています。
移住定住に関しては、現在「小布施移住サポート会議」というサイトを立ち上げて、仕事、物件、イベントなどの情報提供をしていますので、ぜひご覧いただければと思います。

 

取材を終えて

小布施町役場の周りには商店街や観光施設がギュッと集まっていました。車でちょっと走ると栗畑や果樹園が一面に広がり、一気に雰囲気が変わります。夕方のお寺ではスラックラインをしている学生や友達と遊んでいる小学生がいました。子どもがきっかけで親もスラックラインを始めた方が多くいるそうです。コンパクトな町だからこその暮らし方、楽しみ方がたくさんあるのだろうと思いました。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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