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岡谷市へ移住をお考えの方へ移住先市町村の話題

update : 2020.09.24

写真:岡谷市役所提供(諏訪湖畔に位置する岡谷市)

岡谷市は長野県のほぼ中央に位置しており、高速道路の岡谷JCTもあるため、東京へは自動車で約2時間30分、名古屋へは約2時間と、各方面へのアクセスが良くとても便利な立地になります。諏訪の西岸に面し、西北には塩嶺王城県立公園、東には八ヶ岳連峰、遠くには富士山を望む、湖と四季を彩る山々に囲まれた風光明媚な都市です。産業面では、製糸業の一大集積地として、日本のみならず世界中に「シルクの都」としてその名を轟かせ、岡谷の『ものづくり』の礎を築いた精神と文化を感じることができ、今もなお、製造業を中心に発展しています。

今回は岡谷市企画政策部企画課の小平さんと新村さん、産業振興部工業振興課の矢澤さんと小松さんにお話を伺いました。

(左から新村さん、小平さん、小松さん、矢澤さん)

初めに、移住者にとって岡谷市はどのようなエリアでしょうか?

小平さん まずはアクセスの良さがあります。JRなら東京からは約2時間20分、名古屋からは約2時間30分で来られますし、車なら中央道で東京からは約2時間30分、名古屋からは約2時間で来られます。

地図:岡谷市役所提供

また、諏訪湖や塩嶺高原、高ボッチ高原など山や湖が近くにあり、豊かな自然を感じながら日常を過ごせることも魅力だと思います。

新村さん 普通であれば建物がどんどん建って街の景観は変わったりしますが、諏訪湖を真ん中にして街があるので、そこにはもう建物が建ちません。琵琶湖とかと同じように、変わらないものがあることが特別なのかなと思います。
その諏訪湖の周囲には八ヶ岳も見え、四季に応じて様々な景色を楽しめるということも魅力です。

写真:岡谷市役所提供(高ボッチ高原からの諏訪湖と富士山の朝焼け)

小平さん また、諏訪湖はカヌーや水陸両用バス、ワカサギ釣りなどアクティビティが楽しみやすいところでもあります。さらに長野県の中央に位置するため、スキーやスノーボードにもすぐ行けますし、登山を楽しみたい方は八ヶ岳や南アルプスへ行くにも便利なところです。
それからコンパクトな街なので買い物、病院、銀行など生活に必要なあらゆる場所が徒歩圏内にあります。特に「岡谷市民病院」は平成27年に建て直した新しい総合病院で医療も充実しています。また、大型ショッピングモールの「レイクウオーク岡谷」や「フォレストモール」もここ数年の間にでき、それ以外にスーパーマーケットも様々な場所に点在しています。さらに、コミュニティバスもありますので移動にも便利です。

実際に移住された方の感想はいかがですか?

矢澤さん 岡谷に移住されたプロゴルファーの青山加織様は、「周りの方が温かくて自然も豊かで、地元産の食べ物がおいしい」と満足されていました。
他の方も「自然や街並が多彩である」「都会に比べリラックスして暮らせる」「住むにはコンパクトだが、スキー場に行けたり東京に行けたり名古屋に行けたり、自然も楽しめる。なにか起業しようとした時に、土地もあり家賃も安いので、始めやすく自由度がある」とおっしゃっていました。

写真:岡谷市役所提供(プロゴルファーの青山様)

子育て環境はいかがですか?

小平さん 子育て支援も充実しています。「こどものくに」という子育て支援館では、一年を通じて子ども(未就学児の6歳まで)が元気に遊べる環境が整っています。市内保育園では、一時保育や病児・病後時保育の他、日曜・祝日もお子さんを預かる休日保育も行っていて、安心して子育てができる環境が整っています。

給食は特徴的で保育園や小学校、中学校では「自校給食」といってそれぞれの園や学校で調理師さんが給食を作っていて、健康にも良い作り立ての温かい給食が食べられます。野菜は地産地消を進めており、地元の生産者の方にお願いをして出したり、土用の丑の日には名物のウナギも出されたりします。

矢澤さん 保育園ではトウモロコシ農園へ行き、もぎ取り体験をした後に保育園のおやつで食べるといったこともしています。
小学校でも農業体験、食育の一環で地元の農家さんに指導していただきながらジャガイモの収穫などをします。土や自然に触れる貴重な体験は、子どもや保護者の方からも好評です。

写真:岡谷市役所提供(トウモロコシのもぎ取り体験)

お仕事の探し方はいかがですか?

小松さん 岡谷は元々、シルクのまちとして製糸業が栄え、全国一の製糸業のまちでした。今でも「蚕糸博物館」に行くと生糸があって実際に糸にする作業を見ることができますし、お蚕さまの様子を見ることもできます。その後、精密工業都市になって今の『ものづくりのまち』になっています。

写真:岡谷市役所提供(岡谷蚕糸博物館)

矢澤さん 製造業のまちということで事業所は約500社あり、就労先はたくさんあると思います。ものづくりに関しては工業振興課で相談にのっていますし、飲食を始めとした商業やお祭りなどの観光に関しては、商業観光課で相談や支援を行っています。新規創業される場合は、業種を問わず家賃やHP作成などに対する補助があります。
また、諏訪圏6市町村の行政と商工会議所・商工会、ハローワーク、県の地域振興局で連携して移住者の転職説明会を行っています。さらに、移住された方や女性への再就職応援のためにセミナーなども行っています。

住まいの探し方はいかがですか?

小平さん 空き家バンクは売買と賃貸両方の物件があり、ここ数年は売買の成約が伸びています。かなり安い金額で1軒家の住まいが見つかる機会になっていますし、土地のみの相談などもあります。

写真:岡谷市役所提供(空き家バンクの物件)

https://www.city.okaya.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/seikatsu_sodan/akiya/9758.html

また、若者岡谷暮らし応援事業では、岡谷市に定住する意思のある18歳〜30歳までの方を対象に市内の民間賃貸住宅の家賃の一部を補助する制度もあります。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になっていますが、空き家見学会では主に中心市街地にある空き家何軒かを半日かけて参加者のみんなでまち歩きをしながら見たりします。まちの面白いところも紹介しながら空き家の活用につながればと、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながらですが、今後も行う予定です。

写真:岡谷市役所提供(空き家見学会)

また、移住を検討されている方が、移住に関するリサーチのため岡谷市に訪れ市内の宿泊施設や旅館、ホテルに宿泊した場合には、岡谷に来るまでの交通費と宿泊費について助成する制度もあります。滞在している間に岡谷の魅力を体験していただきます。
今年からは塩嶺にある移住体験住宅を利用できる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で現在は一時閉鎖をしています。また再開しましたらぜひご利用いただきたいと思っています。家賃は月8万円ですが、半分は市で補助し光熱費もその中に含まれています。平屋タイプもあり1カ月単位で利用可能で、最大2カ月間利用できます。

写真:岡谷市役所提供(移住体験住宅)

今後の移住イベントなどはいかがですか?

小平さん 新型コロナウイルス感染症の状況を見ながらですが、岡谷の魅力体験事業でサイクルツーリズムというサイクリングをしながら岡谷や諏訪湖の周りを見て体験していただくことも計画しています。首都圏から来ていただいた方10人くらいに諏訪湖を一周してもらう計画を今後は予定しています。

写真:岡谷市役所提供(諏訪湖の左奥には八ヶ岳連峰)

矢澤さん また、イベントではありませんが、岡谷市と言えば「ウナギ」が名物でして、市内にはウナギ店が数多くあります。お越しの際は是非、お楽しみいただきたいと思います。

写真:岡谷市役所提供(岡谷名物ウナギの蒲焼き)

オンライン移住相談等はいかがでしょうか?

新村さん 毎年、東京のふるさと回帰支援センターで全国の自治体が参加する大規模な移住セミナーが開かれますが、今年は初めてオンラインでのセミナー開催になり、岡谷市も参加します。10月10日(土曜日)と翌日の11日(日曜日)に開かれ、希望者は自宅からご参加いただけます。詳細等はこちらの(https://www.furusatokaiki.net/)HPで確認していただければと思います。

写真:岡谷市役所提供(諏訪湖畔に位置する岡谷市)

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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