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御代田町へ移住をお考えの方へ移住先市町村の話題

update : 2020.06.19

写真:御代田町役場提供(浅間山と御代田町)

御代田町は長野県東部の標高800メートル前後のところに位置し浅間山南麓から佐久平にかけて南北に広がる町です。軽井沢町や小諸市、佐久市の2市1町に隣接しています。近年の高速交通網の発達により北陸や首都圏、中京圏とのアクセス性にも優れ、最近ではテレワークや北陸新幹線の佐久平駅を起点に沿線上の都市部へ新幹線通勤をする方も増えるなど、移住、定住先として注目されています。
今回は御代田町役場の荻原さん(下写真)にお話を伺いました。

初めに御代田町の交通アクセスについてお伺いできますか?

荻原さん 長野県の東部に位置し、近隣市町村に北陸新幹線の軽井沢駅と佐久平駅がありまして、車でおおよそ20〜30分でどちらの駅にも行けます。ですので、御代田町から首都圏まで新幹線で早くて約1時間20分程でアクセスできます。夏場は軽井沢が混みますので駅を降りた後、車を利用される場合は佐久平駅を利用される方もいらっしゃいます。また、新幹線の軽井沢駅から「しなの鉄道」を利用して御代田町まで来ることもできます。
車を利用される場合は高速道路の佐久ICまで15分ぐらいで行けます。
また、将来的に「中部横断自動車道(佐久•小諸JCTから新清水JCT)」が全線開通すれば、さらに山梨、静岡方面へのアクセスも良くなります。
公共交通機関は「しなの鉄道」の御代田町駅だけなので車がないと不便ですが、車さえあれば近隣の軽井沢町や佐久市へも近いので便利です。

地図及び移動時間:御代田町役場提供

移住者が増加傾向ということですが

荻原さん 昔から企業誘致に力を入れていまして、大企業さんもあり働く場所の確保につながっています。また、道路とか公園とか住んでいる人の身近な環境を整備してきたことによって、住んでいる方が住み良い町だと感じていることと、見学に来た方も良い場所だなと思ってもらえる。また、町外からも遊びにこられている大きな公園が3ヵ所(雪窓公園、龍神の杜公園、やまゆり公園)あります。


写真:御代田町役場提供(雪窓公園)

町内に大きなショッピングモールはないんですが、軽井沢町や佐久市のショッピングモールまで車で20分くらいで行けます。ですので、佐久市や軽井沢町で住まいを検討されている方も御代田町に来て、それくらいの距離で行けるならと、御代田町へ移住される方もいらっしゃいます。御代田町は近隣に比べ地価も安いですので。ほど良い距離で、ほど良い田舎感で住みやすさを感じていらっしゃるのではないでしょうか。住民アンケートでも住み良い町の項目の満足度が高いですし。

空き家バンクはいかがですか?

荻原さん 平成27年度に空き家の調査を開始して約400軒くらいあることが分かりまして空き家バンクを始めました。ただ空き家バンクに登録いただいている数は12軒(取材時)と少ないです。ですので、現在は登録数を増やすための施策を検討中です。成約は一年間に約3軒くらいです。空き家改修等補助金については工事費(消費税を除く)が20万円以上のものについて、工事費の2分の1で限度額20万円まで補助しています。ほかには移住を検討されている方には町の不動産店さんをご紹介させていただいています。

https://www.town.miyota.nagano.jp/akiyabank/

子育て環境はいかがですか?

荻原さん 最近ですと、軽井沢町に私立の軽井沢風越学園という幼稚園、小学校、中学校の一貫校が2020年の4月に開校したんですが、「御代田町からはどれくらいの距離か?」というお問い合わせが多いです。御代田町からは30分以内で通える距離です。
また、子育て環境ですと、御代田町も特徴的なことをやっていまして、小中学校で寺子屋塾というのをやっています。水曜日の授業が5時間なんですが、放課後に小学校4年から6年生対象で数学の課外授業をやっているのと、中学校は1年から3年生を対象に、英数の課外授業を行っています。親御さんからはありがたいという声をいただいています。
公民館でも子ども向けの授業を行っていまして、土曜日に「子ども自然探検隊」というものを行っています。浅間山の麓にあるということで、自然を学ぶ感じで宿泊体験とか山登りをしたり、月1回で年5回行っています。

写真:御代田町役場提供(子ども自然探検隊)

他には親子で農作業や生け花(子ども対象)、合唱なども行っています。町民のボランティアスタッフが講師をやってくださって、子育て世代にはこういう取り組みも魅力のようです。
また、児童館で保育園に入る前の幼児教室も行っていて、待機児童は今のところいません。

移住相談会は行っていますか?

荻原さん 移住の相談会は佐久広域や県が主催する時に参加していますが、銀座NAGANOさんで開催することが多いです。町独自では年に一回、銀座NAGANOで移住トークイベントを行っています。

写真:御代田町役場提供(移住トークイベント)

今年の1/26に開催した時は40組定員で倍の80組の応募がありました。告知は役場や楽園信州のホームページで行っています。
主に仕事関係を聞かれることが多いですが、基本的にはハローワークを紹介しています。町内に大企業さんがあるのと、軽井沢町にはアウトレットモール、佐久市にも大きな企業があるので、近隣市町村で働く場所はけっこうありまして、いろんなジャンルを探せると思います。
子育て世代の方からは学校の数を聞かれますが、小学校が2校、中学校は1校、町の保育園は2園、私立の保育園が3つ、私立の幼稚園が2つあります。
また、寒さについても聞かれますが、「雪は少ないが、土が凍るほど寒い」と御代田町では言われています。雪が降らない分、土が凍るという意味ですが、マイナス10度くらいになりますので、冬は暖房費がかかります。夏は30度を超えますが、カラッとした暑さなので過ごしやすいです。
また移住ツアーは年一回、毎年3月ごろ開催しています。4、5組のツアーで各施設を案内し、宿泊して寒さを体験していただいています。1日目はバスで町内各地を回って、2日目で個別相談を行っています。


写真:御代田町役場提供(移住ツアーの様子)

テレワークについてはいかがですか?

荻原さん 窓口で移住相談を受ける際に関東圏で働いている方が、「テレワークが可能で週に1回か月に2、3回会社に行けば良いので、テレワークで御代田町に移住を検討している」という方はけっこういらっしゃいます。
浅間山を見ながら仕事をしてもらうのは魅力的だと思います。御代田町はどこからでも浅間山が見えますので。

写真:御代田町役場提供(浅間山と御代田町)

また、東京へのアクセスが良いので二拠点移住の方もいます。そうなるように、小諸市、軽井沢町と協力して軽井沢駅から出る「しなの鉄道」の増便を行っています。そうして新幹線の軽井沢駅から降りた方のアクセスを良くしています。

最後に御代田町の“食”はいかがですか?

荻原さん 直売所が2ヵ所ありまして、軽井沢から来るお客さんでにぎわっています。


写真:御代田町役場提供(直売所)

また、御代田町は「そば」を盛んに作っていますので、地元のそば粉で打ったそば屋さんも評判が良いです。ぜひ、食べに来ていただけたらと思います。

写真:御代田町役場提供(御代田町のそば畑)

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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