信州住まい探しのポータルサイト

信州に住ーむず

信州へ移住をお考えの方へ

信州に住もう

第8回 信州田舎暮らしセミナーイベントレポート

update : 2013.01.19

今回は1月19日に有楽町で行われたセミナーの様子をお届けするよ!参加市町村は茅野市、飯島町(上伊那郡)、木曽町(木曽郡)、松本市、大町市。ほぼ満席となる盛況ぶりでした♪

 

第8回信州田舎暮らしセミナーはふるさと回帰支援センターで、参加市町村の魅力紹介と個別懇談会が行われました。
定員50名はほぼ満席となる盛況ぶりでした。中には子供さんと一緒に家族で参加される方もおられ、お土産用の信州のお菓子「みすず飴」などを食べながら、和やかな雰囲気でセミナーが進みました。

はじめに各地域の担当者が、豊富な写真やスライドとともに、地域の魅力を紹介しました。
移住経験のある飯島町の担当者からは、「冬は寒いと感じるが、夏はクーラーがいらないくらい涼しい。総合病院には車で30分ほどかかるが、個人の医院が多いので不便を感じたことはない」、大町市の担当者からは 近隣づきあいについて、「月に一度の水路の掃除や雪が降った後の道路の雪かきなどがある。田舎の人たちは 都会から来た方にかまえてしまいがちだが、しばらくしてうちとけると、それはとても親切に接する」など地域生活に密着した内容を中心に話が進みました。
その後は地域ごとに個別相談会がありました。参加された方々は、地域ブースで就職の状況や生活情報など、具体的な内容の質問や相談をして理解を深めていました。

 

今回 都内から前回のセミナーに引き続き、参加してくださった60代の女性は、
「田舎で生まれて育ったので、最終的に田舎で暮らしたいという思いが強い。ほかの地域で移住寸前までいったのだが、土地の境界などの申請に手間やお金がかかることが分かり断念した。長野に決めたのは交通の便が良く、子供夫婦の居住地に行きやすいから。いい物件があるか探している段階で、冬の寒さが苦手な夫が暮らせるかどうか、近所に郵便局やスーパーや個人病院、趣味のサークルなどがあるかどうか、条件に合うところを探している。ご近所づきあいなどを含め、実際に住んでいる方に聞いてみたいし、細かい情報がほしいから一週間くらい住めるツアーがあったらいい」

 

また、千葉から来られた37歳の男性は、
「友人の話を聞いていて、自然のあるところで暮らしたいと考えはじめた。家族がいるので、仕事があるかどうか、住居・子供の学校のことなどを知りたかった。聞いたところ仕事は行けば何とかなりそうだ、という甘い気持ちでくるといけないのかなと思った。40歳までにはなんとかなればと思っている」

都内から参加した50代の男性は、
「都会で毎日せわしなく暮らしていてストレスがたまる。今より収入が減ってもいいから、精神的に落ち着いたストレスの少ない生活ができたらと思いセミナーに参加した。探しているのは仕事と住まいの情報。子供は独立し始めるし、先に自分が移住し 後から家族にも勧めたいと思っている。就職がなかなか厳しそうだが、自治体と企業採用担当者が、こういうセミナーに一緒に参加して移住者支援をしてくれたら嬉しい

 

茨城から参加した70代の男性
「原発の放射線の影響から家庭菜園ができなくなった。空気・水・天気もよくて、家庭菜園によさそうな信州、松本への永住を検討している。先に一人で移住し、だんだんと家族を呼んで少しずつ田舎暮らしになれてもらえたらと思っている。今、仕事をしている。資格を持っているので、移住先でも働けるように今の会社に頼んでみる」
とおっしゃっていました。

 

最後に茅野市の担当者に移住希望の方へのアドバイスをお聞きしました。
2年ほど移住の準備をして実際の移住を始める方が多いです。色々な居住条件はあるでしょうが、まずは実際に行って見ることが一番です。あるご夫婦は、実際にいくつか土地を見て回り、最終的にご夫婦二人が共に「ピン!」ときた風景があった場所を移住先に決めています。興味のある現地に実際に行って風景や雰囲気を見ることが大切です」
「あと、移住希望の方々と話をしていると、農業をやりたい。農業で自立したい。とおっしゃる方も多いのですが、北海道のように農業法人があるわけではないので、移住してすぐ、農業だけで自立というのは厳しいです。ですが すぐにというのではなく、地方にアパートや空き家など、住まいを確保し、その中で家庭菜園をしながら、すこしずつ近所の農家のお手伝いをして学んでいく、つながりを作っていくという方法もあります。収入が不安ということなら、ハローワークでパートを探し、働きながら家庭菜園をしていくという方法もあります。実際に精密機械や介護などのパートの仕事をしながら生活している方もおられます」
とのことでした。
自治体では現地体験ツアーなども開催しています。
そのような機会を利用してまずは興味のある場所へ実際に行って見ると多くの発見がありそうです。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


PAGE TOP