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楽園信州移住セミナー(有楽町)イベントレポート

update : 2015.06.25

6月21日東京有楽町の交通会館5階のふるさと回帰支援センターにて、楽園信州移住セミナーが開催されました。
今回のプログラムは
1.転職セミナー(株式会社エンリージョン)
2.市町村の紹介
3.個別相談
となっています。

信州UIターンについて

まずは、UIターン転職について、株式会社エンリージョンの島村様より発表がありました。

長野へ移住するにあたり、企業へ就職する際の情報をお話します。 Iターンを考えるのは、20代はスキー、スノボが好きだから、結婚を機に実家近くで暮らしたい。30、40代は夫婦どちらかの実家の長野で子育てをしたい、小学校に上がる前に移住したい、ワークライフバランスをとりたい、50代ではこどもの自立をきっかけ、と言うのが多いです。
IUターンを思いとどまる方要因として、そもそも仕事があるか、ハローワークをみても自分がつきたい職が無いのではないか、面接に行く手間に負担を感じる、という方が多いです。


求人の状況ですが、今年の2月の求人倍率1.21倍。東京と比べると低いけど、全国では14位と高い方です。
地域別の求人倍率は、長野・須坂エリアが一番、次に松本・塩尻・安曇野、その次が上田・佐久が多いです。
長野県は、山でエリアが分断されているのでエリア間の行き来が難しいです。なので、希望勤務地はかなり柔軟に考えた方が良いです。
先に勤務地を考えるくらいでもいいと思っています。

転職成功例を紹介します。
年齢の高い50代の方、3ヶ月ほどでメーカーの事業転換機にうまく採用されました。
強い意志を持って、フットワークよくいろんなところにアプローチし続けたのが成功要因です。
30代の方、優秀なアートディレクターでしたがUターンのため、転職の相談を受けました。
デザイン事業を立ち上げたい印刷会社へ決まりました。業界にたいしての既成概念を持たず、待遇以外のプラスアルファの部分に魅力を感じて決まりました。
幅広く考えたのが成功要因でした。


失敗される事例は以下のようなことが多いです。
給与に強いこだわり。転職初年度はどうしても下がるので下げたくないと言うとなかなか見つかりません。
配偶者の強い反対にあう。ご家族の理解は必要です。
職種への強いこだわり。職種の幅を広げていくのも一つです。
ネットの情報に流される。
車通勤なので、運転のリスクを考えると1時間以上の通勤は企業側が敬遠する場合があります。
具体的な活動としては、ハローワークは求人件数が圧倒的なので、正社員を考える方は必ず押さえるべきです。
銀座NAGANOの4Fにも常駐しているので、移住と転職を考えている方は一度お声がけされることをお勧めします。

この後、参加市町村より発表がありました。
今回はその中から、伊那市、高山村と諏訪広域圏(岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、原村、富士見町)を紹介します。

 

伊那市

伊那市は長野県の南に位置し、市の中に南アルプスと中央アルプスというふたつのアルプスが存在している唯一の市町村です。ふたつのアルプスに挟まれて中央を天竜川という川が流れており、高遠城址公園という桜の名所もあります。
標高は東京スカイツリー(634m)と同じくらいです。
農業が盛んで米、りんご、きのこ、花などを作っています。
日照時間は全国平均より少し長く、降水量は平均より少し少ない程度。朝起きて雪が積もっているのは10日前後で、いちばん積もるときは約30cmですが次の日には溶けてしまっていることが多いです。

教育にも特徴があり、通信簿・時間割・チャイムがないという公立小学校もあります。
これは何も最近のことではなく、昔から教育への取り組みが独創的でした。
子育てサポートも充実しており、田舎暮らしの本では「子育て世代にぴったりの田舎」ランキングで全国第一位をいただいたこともあります。

高山村

県都長野市、須坂市まで車で45分程度で通勤出来ます。人口は約7400人です。
春は桜、夏はアルプスや滝、秋は紅葉、冬にはスキーを楽しむことが出来ます。
降水量は少なく日照時間が長いですが、昼夜の気温差があるので果樹栽培に適しています。
村としては日本で2番目に早く景観条例が制定され、豊かな自然と歴史の中で育まれた美しい景観を守り育てると共に、山里の田園風景を大切にしています。「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。

環境保全型農業を進めており、村にはたい肥化施設があり、家庭から出る生ゴミをたい肥にしています。


除雪体制がしっかりしており、通勤通学時間までに除雪が完了しています。
医療費は18歳まで無料、保育料も軽減制度があります。
ワイン用ぶどうの栽培に適した土地気候であることから、平成23年には「信州高山ワイン特区」に認定をいただきました。
小規模ワイナリーを目指す農家の参入を促し、「高山村産ワイン」のブランド化による地域振興を期待されています。

諏訪圏移住交流推進事業連絡会

諏訪市・茅野市・岡谷市・下諏訪町・富士見町・原村の6市町村と宅地建物取引業協会諏訪支部などで構成されています。
自治体、民間、移住経験者などがひとつになり、移住交流に関するすべてを担っています。
ホームページ、ブログによる情報発信、移住経験者、自治体のセミナー、宅建協会による住宅や空家見学ツアーなど多彩な催しを行っています。

諏訪湖を囲むこの地域は、気候は東京と比べて約5度前後差があるので東京でマイナス3度なら諏訪はマイナス8度くらいです。
東京から車で約2時間、電車では特急あずさで2時間15分、高速バスは往復で6,000円弱です。

工業はエプソン本社や日本電産サンキョー、京セラなどを中心に精密機器産業が発展しています。
農業はセロリとトルコキキョウの生産量が日本一です。
諏訪地方はコンビニ・ドラッグストアが多く、病院・個人院もたくさんありますが、車で20分程度で霧ケ峰高原へ行けたりと、市街地と自然がコンパクトにまとまっています。


岡谷市は産業の誘致に力を入れていて毎年工場が増えており、仕事も増えてきています。
下諏訪町は短期滞在型のゲストハウスを用意していたり、空き家バンクが6市町村で一番充実しています。
諏訪市は観光都市で工業メッセなどのイベントも有り諏訪の中心的存在。

茅野市は夏野菜の収穫体験や移住した方々と地元民と移住を考えている方々との交流会などがある。
富士見町は農業技術を教える「指導者」、「住居」、「農地・機械」をひとつのパッケージにして提供、新規就農をしやすく支援しています。
原村は新築・新築住宅購入者への助成や住宅団地の分譲などの移住支援があります。

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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