こんにちは！今回は2006年9月に埼玉県鴻巣市から安曇野市穂高有明に移住された、横田耕太郎さん(50代）の移住体験談です。

鴻巣から移住されたとのことですが、安曇野市を選んだ理由はなんですか？

サラリーマン時代から山登りでよく信州には訪れていたので土地勘がありました。
関東の仲間に近い東信(上田・佐久)がいいか、登山に便利な松本か安曇野か迷いましたが、安曇野には何度か訪れたことがあったし、暮らしていけそうだなと。
当時は合併して１年の安曇野市の新鮮さもいいなと思いました。

移住に向けてどんな活動をしましたか？

仕事はふつうのサラリーマンで技術職でしたので、仕事を探すのも大変かと思い、移住前にホームヘルパー2級の資格をとりました。
住居は、単身での移住ですので、気兼ねなく自分の好きな場所へ決めました。
赤松林でのんびり温泉生活を楽しみたいと思い穂高温泉郷へ。
老後のことを考えてあまり山奥でなく、歩いて１時間くらいで買い物に行ける場所を探しました。

移住に当たり、一番気になったことは何ですか？

人付き合いが得意ではないため、知り合いも誰もいない土地でやっていけるかなと。
穂高の別荘地はもともと移住者が多いこと、地区のつながりも緩やかな場所だということでこちらにしました。

安曇野に移住しての感想、感じたことはありますか？

作った野菜や花を野生のサルに食べられてしまうことです。残念です…
でも・・・地域の地場物産センターなどで新鮮なものを購入することができますね。

あとは、山間部なので携帯電話がつながらないことがあります。
最近はWiFiが利用できる場所も増えてきました。
買い物は車があったほうが便利ですね。徒歩で１時間ほどかかってしまいますから。
生協などの宅配を使っている方もいます。
ホームセンターなどにある部品なんかは、インターネットでそろえることができます。

移住してからの仕事はどうされましたか？

仕事はヘルパーの資格を生かしてグループホームで働きました。その後は安曇野市の公募委員になりました。
現在は信州登山案内人や自然体験活動リーダー、ＮＰＯ安曇野ふるさとづくり応援団理事をしています。
「よそ者だから気づくこと」を大切に地域の方々と活動しています。

安曇野市へ移住を検討している方へのアドバイスをお願いします。

どんな生活を送りたいかによっても異なりますが、安曇野の場合、住む場所は「鉄道沿線から田園地域」か「山麓エリア」になります。
私の住んでいる山麓エリアは特に車はあったほうがいいですね。
自転車も毎日となると大変です。特に冬は凍結しますので、不慣れな人は使えません。
それと安曇野市は地区ごとに伝統の重さも異なります。
いちばん大切なのは実際に安曇野に何度も足を運ぶこと。
また賃貸でも仮でも良いので少し長期滞在して、住んでみた時の目線で見ること。
行政サービスも実際に足を運べばより自分の欲しい情報が入ります。

 

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