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南信地区
泰阜村
泰阜村移住体験談 池田様ご夫妻
update : 2014.03.07
1月に名古屋で開催された、「信州田舎暮しセミナー」に参加された池田様ご夫妻です。
泰阜村へ移住した体験談をご紹介いただきました。
神奈川県より移住しました。
外資系の会社へ勤務していましたが、55歳で辞職し自給自足の生活を求めて、「徹底的な田舎」を探していました。
現在は、役場の嘱託職員として村づくりコーディネータの任についてます。
キノコ狩り、沢登りといった体験型イベントの企画運営をしています。
移住するまで
もともと外資系の会社だったので、理解が得られやすく「農業をやるなら、1日も早くはじめなさい」と上司にも背中を押されました。
その年の3/31に辞表をだし、4/9には泰阜村を訪れて1泊しました。その時に、耕作地や農業機械のつてがとんとん拍子に決まりました。「春の農作業が忙しくなる前に」と大勢の方々に世話していただき、「ここ(泰阜村)しかない」という思いになりました。
農業を始めてみて
初期費用として100万円くらいが必要でした。必要な機械はほとんど中古ですが、これも周りの方々が助けてくれました。
4月に訪問し、5月からトマト栽培のお手伝いをしながら1か月のお試し体験をしました。
その後、実際に移住したのは7月でした。
移住後、最初の1年はほうれん草の栽培に取り組みました。これは、初心者でもローリスクで栽培ができるためですが、その代わりローリターンでした。
ただし、周りのみんながビニルハウスを建ててくれたりなど、親身になって協力してくれとてもうれしかったです。大きな補助金等はないけど、村人が協力して助けてくれるのが、お金に代えがたい喜びです。
移り住んでみて感じていること
泰阜村は、絶景があるわけでもなく、何もない本当の田舎です。
夜は本当に真っ暗で、犬も猿もキジもいるような世界です。
ただ、時間の流れはゆっくりと過ぎてゆき、「昭和」の空気がそのまま残っています。
自然しかないけど、自然に生かされる喜びを感じることができます。
毎日終電で帰るような生活から、21時には寝る生活に代わりましたが、家族中心の生活となってそれがとても良いです。