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伊那市移住体験談 曽根様ご夫妻

update : 2014.12.02

今回は12年前に千葉県から「伊那市 新山」に移住した 曽根寿声(ひさちか)さん(70才)と勝子さんご夫妻の移住体験談です。

曽根さんは福井県生まれ。千葉県船橋市で約30年会社に勤務後松戸市で有限会社を設立。 58歳で息子さんに会社を引き継ぎ夫婦で伊那谷に移住しました。

移住のきっかけと、伊那市に決めた理由を教えてください。

千葉の船橋、松戸と都市部に住み続けていたので、自然に対するあこがれがあり、年齢を経るごとにその思いは強くなりました。
定年後は静かな所で暮らしたいと思っていました。

結婚するとき、家内から「老後は生まれ故郷の伊那谷に住みたい!」
と言われていまして…
そのときは軽い気持ちでハイハイと約束をしていたらしい…ですね(笑)
以上のようなことが重なりまして 時期が来て迷うことなく移住を決めました。

住居はどのように決めたのでしょうか。

地元の不動産屋業者に土地購入依頼をして土地を紹介してもらいました。こちらの希望は、ライフラインがあれば過疎地で、人の出入りの少ない場所と伝えました。家は自分で設計して建てました。

移住後の生活でよかったことはなんですか?

2つのアルプスへ登ったことですね。
中央アルプスへはロープウェイで、南アルプスへはバスで標高2千メートル以上に押し上げてくれます。その景観は美しく、言葉では尽くせません。
あと、野菜の栽培と道の駅での販売です。畑で野菜を作っています。 春には石灰や油かす鶏糞などで土を作りハウスで芽だしをして苗を植えます。
育てているのはきゅうり、ナス、シシトウ、ピーマン、トマトズッキーニ、かぼちゃ、シマウリ、モロッコインゲンなどです。
JA あじいな(道の駅)と販売契約を結び、消毒せずに育てた野菜を出荷しています。販売状況はほぼ完売です。収益はさておき手塩にかけた野菜が売れることは喜びです。

農業経験はこれまであったんですか?

子どもの頃、家で農作業を手伝っていたのでその程度の経験はあります。やろうと思えばできると思います。あとは四季ごとに自然を満喫できて感動してます。

春は山野草、秋はきのこをはじめ自然の恵みをいただけます。冬場は一面の銀世界、縁側で墨絵を肴に燗酒をたしなむなど。近場に温泉が5カ所あったり、都市部で感じたストレスはないですね。生涯の住みかとしては良かったのではと思っています。

移住生活で心配していたことはありましたか?

冬の寒さの心配はありましたね。気温はマイナス10度になりますが、秋から少しづつ下ってくるので、体が慣れてきてそれほどでも無いように思います。
あと、雪の日の道路状況です。ひと冬で3~5回程度、20センチを越える積雪がありますが、県道、市道は業者による除雪、部落内の道路は常会単位で除雪機を保有しているので、交通麻痺の確率は低いです。
土砂災害は移住して12年、新山地区ではありませんでした。

最後に、移住希望者へのアドバイスをお願いします!

豊かに楽しく田舎暮らしを過ごすには区や自治会との対応、この問題は避けて通れないと思います。
都会では、町内に誰がいるのか知らないまま生活を送っていたように思いますが、田舎暮らしではそうはいきません。
溶け込んで暮らすことが必要だと思います。そのために私が注意してきたことは
1. 自分から部落の人たちの中へ入っていくこと。
2. 酒盛り、宴会が結構あるのでその時に話をよく聞くこと。
3. 都会の風をふかさず謙虚に
4. 区や常会の仕事や、お役の指名をされたら尻込みせずお受けする
地元の衆が行っている道づくりや会合、常会や区のお役など同じ立場に立って汗を流すことが、部落の中へ自然に溶け込むことが早道のように思います。
手前味噌で恐縮ですが、区長職以下、いくつかのお役を微力ながら勤め、末席ながら区、常会の中で認めていただいたのかなと感じています。
私の12年間の体験談は参考にすぎませんが、移住希望をされる皆さんがそれぞれの想いを検討された結果、移住を決断されればと思います。

 

■伊那市では伊那市独自の過疎地域定住補助金の制度を紹介しています。(伊那市高遠町地区及び長谷地区)

(例)
◎対象地域の住宅新築等補助金(限度額150万円)
◎対象地域の空き家の取得等補助金(限度額150万円)
◎通勤助成金 上限月額5000円
※条件あり

詳しくは下記を参照ください。
伊那市移住・定住促進プログラム
伊那市過疎地域定住促進補助金等について

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