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update : 2025.06.23

(青木村の中心部)

人口4000人弱の青木村。長野県の東部、上田市から西方約12kmに位置し、東西に約8km、南北には約10.4km広がり、面積は57.10k㎡です。
南に夫神岳(おかみだけ•1,250m)、北に子檀嶺岳(こまゆみだけ•1,223m)、西には十観山(じゅっかんざん•1,284m)がそびえ、昔から「青木三山」と呼ばれ村のシンボルになっています。
浦野川が村のほぼ中央を東に流れ、その間、阿鳥川、田沢川、湯川、沓掛川などの支流を合わせて千曲川に注いでいます。
これらの河川の谷平野、扇状地などに12地区が散在。標高は約500~850mに分布し、段丘傾斜地が多く平坦地は少ない地形です。
気候は内陸性気候で、年間を通して降水量は極めて少ない一方、気温の較差は大きく、夏は30度以上、冬は-10度以下になる日もあります。

移住定住支援では、空き家バンク制度や移住体験住宅、移住者交流会に各種補助金、子育て支援などがあります。

今回は、青木村役場商工観光移住課の窪田さんにお話を伺いました。

(青木村役場商工観光移住課•窪田さんと村のPRキャラクター「アオキノコちゃん」)

はじめに、近年の移住者の傾向をお伺いできますか?

青木村役場商工観光移住課•窪田さん(以下、窪田さん):
近年は県外からの移住者が増えています。中でも多いのは東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県などの首都圏からの移住が多い傾向にあります。

移住者にとって青木村の魅力はどのようなところですか?

窪田さん 子育て支援が充実している点や自然に囲まれた生活に加え、新幹線駅がある東隣の上田市へも車なら20~30分で移動できる点も魅力だと思います。


(国宝•大法寺三重塔と桜)

青木村の気候について教えてください

窪田さん 近年は夏と冬の寒暖差が激しくなってきています。夏場は30度以上の日もある一方、冬場は-10度ほどになる日もあります。

年に数回(2~3月ごろ)は15cmほどの雪が降りますが、降水量は少ない方だと思います。

(国宝•大法寺三重塔の雪景色)

実際に移住された方のお声はいかがですか?

窪田さん 「歴史のある温泉地が気に入った」という方や、「子育て支援が充実していることが決め手になった」という声をお聞きします。

(青木村で人気の田沢温泉の共同浴場「有乳湯(うちゆ)」。料金は大人(中学生以上)300円)

村内ではどのような特産品が人気ですか?

窪田さん 青木村だけが唯一産地化した品種「タチアカネ」のそばが人気で、そばだけではなく、そば粉を使用した焼酎なども販売しています。

また、秋になるとマツタケを求めて「道の駅あおき」には、県内外からの客で大行列ができています。

(「道の駅あおき」のそば膳/マツタケ)

空き家バンクはどのような物件が人気ですか?

窪田さん 現在、空き家バンクに登録されている物件は全て売買物件となっており、別荘地に位置する物件へのお問い合わせが多いです。

移住者が利用できる補助金などはありますか?

窪田さん 定住促進応援補助金がありまして、若者の定住促進と人口の増加を図るとともに、若者が魅力あり豊かで活力ある村づくりに貢献することを目的とし、住宅新築・改築・購入・用地取得等事業に対し、対象費用の5%(上限100万円)を補助します。
ただし、「着工前申請」「年齢制限」などの条件がありますのでご注意ください。

移住体験住宅のお勧めの利用法を教えてください

窪田さん 1回だけではなく数回に分けて利用していただき、青木村の四季を感じてもらい、それぞれの季節ごとの良い面・そうでない面の両方を体験して青木村への移住をじっくり考えていただければと思います。
移住された方が経営しているお店もあるので、体験期間中に訪れてもらい実際の声を聞いてもらえればと思います。

入居可能期間は「1日~7日間」となっていまして、家電製品(テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、電気炊飯器、掃除機、洗濯機)、台所用品 (食器類、調理器具一式)が備わっています。

(移住体験住宅)

移住される方はどのようなお仕事をされていますか?

窪田さん 木工やワイナリー、カフェなど、ご自身で経営されている方が多いです。

「子育て支援については、どのようなものがありますか?」

窪田さん 福祉医療費保持制度がありまして、お子さんの医療機関での窓口負担が無料になります。
また、チャイルドシート購入補助では購入価格の2分の1を補助しています。
その他にも、3歳~就学前の児童の保育料全員全額免除など、子育て支援に力を入れています。

最後に、移住相談の体制について教えてください

窪田さん 2024年度、移住者と在住者の交流の場、仲間づくりの場の提供を目的として「移住・交流・地域おこしフェア」を開催しました。移住者によるパネルディスカッションやマルシェ、交流パーティーを行い、移住された方々がどのようなことに取り組まれているかなどを知ってもらえる良い時間となりました。

移住相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合せいただければと思います。

■写真、地図:全て青木村役場提供

※記事の内容は取材時のものです。最新の詳細については市町村や取材元にご確認ください。


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